第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜永遠の夢、有限の現〜
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!!!』
無事な二人を見て、業を煮やしたのか。
闇の書は片手を上げ、宣告した。
「咎人たちに、破滅の光を」
魔力が集束していく。
なのはの最大魔法が使用されようとしていた。
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「よっし!!今行くぞ!!なのは、フェイトォ!!!!」
蒔風が開翼して闇の書へと一直線に飛んでいく。
タイミングとしては、ついさっきなのは達がブラッディダガーの攻撃にこらえた直後だ。
「蒔風君参上・・・ってあれ?なんでみんな離れてんの!?」
なのは達は何かに追われているような緊張の面持ちで闇の書から急激に離れていった。
「・・・・・・まあいいや!!!めんどくさいことは後回し!!とりあえず、おとなしく−−−−−ぅうおい!?」
蒔風が闇の書の目前、五十メートルで気付いた。
集束された魔力。桜色の魔力光。そして魔法陣。あれは・・・・
「スターライトブレイカー!?いっぺんなのはが蒐集されたからか!?魔力は使い果たしてても情報は残ってたか!!」
蒔風が分析し急ブレーキをかけ、その場から離脱しようとする。
だがすでに集まった魔力は直径五メートルほどにまで溜まっており・・・
「スターライト・・・・」
「いい!?やっべやっべ!!もう一回言っとこうか?やっべ!!ちょい待ち待って待ちやがれって三段活用!?」
もはや回避不能な状態である。
なればこそ、腹をくくって「星」を冠するその砲撃を、撃ち滅ぼすのみ!!
少年の拳は威力もさながら、そのことに特化した名を持つ拳!!!
「ブレイカー・・・」
バゴォウ!!!!!
その膨大な魔力による砲撃が周囲を包んでいく。
そしてそれが蒔風に到達する。
「しゃぁーーーねーーーーなぁーーーーーーー!!!!!!打・滅・星!!!!!」
ドゴゴゴゴゴガン!!!!!
その拳を次々に叩きこむ蒔風。
その名の通り、この拳は「星」を「打」って「滅」ぼすもの。
星に関する名のつく技、概念は、この拳の前には無と消える。
しかし
「こいつっ・・・・・質量がでか過ぎるッ!!!!」
蒔風が何度も何度も撃ち続けるが、その身体は徐々に後退して行っている。
しかし、それは確実に受け止めていた。
本来なら既に結界内を覆い尽くしているはずの魔力が、蒔風一人に食い止められていた。
空中からだんだんと降ろされていく蒔風が、ついに地面に降りる。
しかし、その勢いは止まらない!!!
「ぐ・・・・おおおおおおおお!!!!!」
グォッ・・・・ブワァッサ!!!!!
蒔風の翼がより一層
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