第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜一方の視点、そして暴走の始まり〜
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仮面の男が四人をまとめてバインドし、動きを封じる。
「闇の書・・・蒐集!!!」
そして書に命じた。
シグナムとシャマルの胸元からリンカーコアが抽出され、闇の書に収集されてしまう。
「うわああああああああ!!!」
「きゃああああああああ!!!」
すると、二人の姿がゆっくりと消えていき、消滅してしまった。
「そんな!!」
「シグナムさん!シャマルさん!!」
結界の中でなのはとフェイトが叫んだが、その声は届かない。
「闇の書へ帰れ、騎士たちよ。今までもそうやって完成させてきたようにな」
「おい」
「・・・ああ、そうだったな」
そういって二人が変身魔法を行使する。
二人が変身したのは、紛れもないなのはとフェイトだった。
「闇の書の覚醒には主の深い絶望が必要だ」
「心は痛むが・・・・仕方がない」
そういって腕を振るうと、魔法陣が屋上に現れ、そこにはやてが転送されてきた。
その瞬間に、なのはに扮した男がヴィータを蒐集する。
「うわあああああああああああ!!!!」
そしてヴィータの姿も消えてしまった。
いきなりこのような場所に送られて動揺するはやてに、さらにそのような光景を見せつける。
はやては目の前で「家族」が奪われることに、混乱し、錯乱した。
「え・・・ちょ・・・なんで・・・・なんでや!?どうなってるんや!?なんで・・・なんでヴィータを!!!シグナムは!?シャマルは!?」
そんなはやてにフェイトに扮した男が言う。
「彼女たちももう消えたよ。もうあなたの元に帰ってくることはない」
「闇の書も・・その騎士も・・・そしてその主のあなたも・・・ここに存在してはならないんだよ」
「「だから消えて」」
「うをおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
その瞬間、ザフィーラがついにバインドを破り、なのは姿の男に拳を突き出す。
しかしそれは魔力壁に阻まれ、再びバインドで拘束されてしまう。
「ぐああああああああああああああ!!!!!」
そしてザフィーラも蒐集されてしまった。
「ザフィーラ!!ザフィーラーー!!!!」
どうしてこんなことになる?
私は何も悪いことしてないのに。
ただ、みんなと平和に暮らしていきたかっただけなのに。
なんでやっと手に入れられた家族を奪う?
なんでやっと手に入れられた幸福を奪う?
どうして!!どうして!!!!!
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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