暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜悪魔の正義〜
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ああ!!!・・・・この・・・・調子に・・・のるなぁ!!!!」

蒔風が斬撃を飛ばし、それをシグナムが弾く。
だが、蒔風は止まらず、次々と斬撃を繰り出していく。

その間にと傷口からぼたぼたと血がこぼれていく。
そんな状態の蒔風を見てシグナムは叫んだ。


「もうよせ!!死ぬぞ!!」

「心配すんなら・・・こんなこと最初からすんじゃねええええええ!!!!」


グブォッ!!!!

蒔風が吐血する。

そこで蒔風の斬撃が一旦止む。
いや、止んだのではない。

溜まっていっているのだ。


最初の斬撃が横一列に高く設置され、その下にまた一列、一列と連なり、巨大な「斬撃の壁」となってシグナムに襲いかかる!!


「鎌鼬切演武・四季早々!!!夏、津波ぃああああ!!!!!」


蒔風の津波がシグナムに殺到する。
それをよけるでもなく受け止めるでもなく、シグナムのとった行動とは


「レヴァンティン!!!」

ガシュウガシュウガシュウ!!!


レヴァンティンを鞘に収め、カートリッジをロード、魔力を圧縮しだした。

「飛龍・・・一閃!!!!!!」


そしてそれを抜き放つ。

ゴゴゥ!!!!

連結刃の状態のレヴァンティンに魔力を乗せ、さらに炎に変換されそれを纏った刃が津波と正面からぶち当たり、大爆発を起こす。


グォッ・・・・ドゴオオオオオオオオオアアアアアア!!!!!!!!!



その爆発に蒔風が一息つく。
しかし、その顔はすぐに驚愕の物へと変わる。

爆煙の中からシグナムが飛び出してくる。
服が少し裂け、煤が付いて、血を少し流しているが、その眼は依然としてたったひとつの想いが宿っていた。



-必ず、主の元へ-




「同じ相手に何度も破れるような!!ベルカの騎士ではない!!!!!!」


ガギィン!!!!!


シグナムのその剣撃をとっさに「火」を抜いて、半分鞘に入った状態で受け止める蒔風。
だが、レヴァンティンの剣身に焔がともり、それが爆発し、蒔風を地面に吹き飛ばしていく。


ドォっ!!ヒュオオオオオオオオ・・・・・ドゴン!!!!


蒔風が落ちた先は小さな林だ。

それを確認したシグナムはヴィータ達を追って飛んで行ってしまった。


「ぐお・・・いってえ・・・・」

「大丈夫か、主!!」

蒔風は地面には直撃していなかった。
手元に残していた青龍と玄武が人型に顕現し、受け止めてくれたのだ。


「それにしても古代ベルカの騎士、侮れん」

「ああ、主をここまでやるとはな」

「ばっか野郎。今回はあれだ。行かせてやったんだよ。まだ負けてねえよ」

ふ、と蒔風
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