第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜悪魔の正義〜
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いきなり戦闘はしない・・・はずだ!!!』
『はずって!!』
『こっちもいきなりなんだ!!今頃ヴィータ達の方には獅子天麟ズが追いついてるはずだ!!時間は稼ぐから、早くしろ!!!』
『わ、わかった!!』
『朱雀!!白虎!!お前ら、急げよ!!』
『おっけー!!』
『了解!!』
そこでもう一度シグナムと蒔風は離れ、お互いを見据える。
「病院名を言うべきではなかったな」
「・・・・どうやらヴィータ達も足止めされているようだ・・・・だが、我らヴォルケンリッター、主の元へといかねばならんのだ!!!」
「だから!!一旦体勢を立て直して!!それに闇の書は・・・・」
「そんなことはどうでもいい!!!!!主が・・・・今!!この瞬間にも我らの名を呼んでいるかも知れんのだ!!!!我らを最も必要としてくれているあのお方が!!涙をこぼして枕を濡らし、そばにいてくれと我らの名前を呼んでいるのだぞ!!!!たとえこの先にどんな障害があろうとも、我らは行かねば・・・行かなければならないんだ!!!」
「ッ・・・・シグナム・・・・」
「そのためにはたとえ翼人であろうとも!!我らは貴様を・・・殺してでも押し除ける!!!もはや我らには、主以外に、本当に心を預けられる物はないんだ!!!!!!主の笑顔のためならば、貴様を切って捨てる覚悟すらある。騎士の誇りだって捨ててやる!!!!レヴァンティン!!!」
《Schlangeform!!!!》
ガシャァ!!!
レバンティンの刃が分裂し、どこまでも伸びていく。
鞭状連結刃の形態となったレバンティン・シュランゲフォルムが蒔風とシグナムを急退場に覆いつくす。
「なに!?ぐおっ!?」
蒔風の背中が熱くなって、そこに手を伸ばすとヌルリと血がこびりついていた。
「蒔風舜!!!そこをどいて・・・・貰おうかァァァああああああ!!!!!」
シグナムが柄を引く。
すると、蒔風の周囲の連結刃が絞り込まれて、蒔風を簀巻きにする。
「ぐおおおおお!?これは・・・・」
刃一つ一つが蒔風の身体に抉りこんでいく。
その隙間から血が滴り落ちて、地面へと落ちていった。
「はぁぁあああ!!!」
シグナムがさらに柄を引く。
ジャリ・・・・ギャリリリリリリリ!!!!
ズパァ!!!!
「・・・・が・・・・ふっ・・・」
蒔風に巻き付いた連結刃が一気に引かれ、その肌を切り刻んだ。
血しぶきが弾け、シグナムの頬に少しだけ撥ねる。
レヴァンティンを通常の状態に戻し、シグナムが蒔風を見つめた。
終わりか、と思われたが、蒔風の唸り声がその場に鳴り響く。
「・・・・・が、あああああ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ