第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜闇の書の真実〜
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す!!」
隣の部屋から二人も出てきた。
ヴォルケンズは皆行く気のようだ。
『だったら僕が付いていこう』
「クロノ!!」
そこにモニターが現れ、クロノを映し出していた。
『現地で合流だ。行こう!!』
「「「「おう!!!」」」」
4人が飛び出していき、部屋が少しだけ広くなった。
と、それと入れ違いに他の人物が部屋に入ってきた。
「3人とも!!」
「「「ユーノ(君)!!」」」
入ってきたユーノはソファに座ってからこう切り出した。
「闇の書の情報が集まったよ」
「本当!?」
「どんな?」
「ああ・・・・ひどい・・・話さ」
ユーノが話し始めた。
闇の書。
それは後世に起こったその陰惨な事件からつけられた別の名である。
その魔導書の真の名は「夜天の書」
本来の目的は、偉大な魔法、魔導師の知識などを蒐集し、研究するためのものだった。
そのための転生、そのための旅する魔導書だった。
素晴らしく、そして優れた技術を失わせないために。
だが、いつかの世代の主の一人が、夜天の書のプログラムを改変してしまった。
ただ、自らの願いのためだけに使おうとしたためだ。
そこに集められた莫大な力、技術、知識。
それらを自由に、自らの欲望のままに行使しようとした結果である。
だが、それはうまくいくはずもなかった。
相手は古代に創られし遺産、ロストロギア「夜天の書」。
そのために旅をする機能と、自動修復の機能が暴走してしまったのだ。
永遠に続く転生と、無限再生はそのためのものだった。
さらには持ち主が蒐集しなかった場合、持ち主の身体を侵食し始めるのだ。
「今のはやてちゃんがその状態なんだね・・・・」
「でも、完成さえさせれば」
「いや、そうもいかないんだ」
ユーノの話は続く。
魔導書を完成させたとする。
だが、そこに待っているのはさらなる悲劇と惨状だけ。
完成したらその書は持ち主の魔力を際限なく使わせるのだ。
ただ、無差別破壊の力のみに
これが「夜天の書」が「闇の書」と呼ばれるようになった所以だ
だから、今までの主も皆、その死に抗い、完成と同時に自らの意志を消され、ただ破壊の力となってしまった。
「そんな・・・」
「じゃあ、完成させても無駄じゃねえか・・・」
「どうするの?ユーノ!」
完成前での闇の書の封印はまず無理だ。
魔導書を完成させた、真の主でなければ、システムに干渉できないからだ。
つまり、闇の書を破壊や封印するには、未完成な状態ではだめなのだ。
だが、完成させると主の意志は消され、荒れ狂う
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