第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜闇の書の真実〜
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それから数日間、クロノ達は仮面の男の動向を追い続けた。
だがしかし、彼らはかつてヴィータ達がやっていたように異世界の巨大生物から蒐集しているようで、あっちこっちで蒐集しているため、現地に行っても追いつけないのだ。
さらにその行動範囲が異常に広い。
大きな転送ポートを持ってるとしか思えないほどの範囲で蒐集している。
そして鉢合わせても、その瞬間の逃げてしまうために、手がかりはまったくと言っていいほど集まらない。
「くそっ!!!」
蒔風が苛立ち、テーブルを叩く。
もうすでに1週間と二日が過ぎてしまっている。
その場には帰還したフェイトとシグナム、待機中のなのはとヴィータ、隣の部屋にはシャマルとザフィーラがいた。
本来ならば一番取り乱しそうな彼らだが、蒔風が必要以上に荒立たせているために、逆に冷静になれている。
「男の所在がわからねえ・・・あいつらどこにいるんだ!!」
そこでなのはが口を開く。
「ねえ、闇の書がこのまま完成してもいいんじゃない?」
「え?」
「だってそれではやてちゃんが治るんでしょ?」
「あ・・・・確かに・・・・・・いや待て待て、下手な場所で完成してみろ。あの男に何されっかわかったもんじゃねえ」
「そっか・・・・」
「「奴」、とかいう輩の事も気になるしな」
はぁ・・・・とみなが一様にため息をつく。
本当にどうしようか・・・
「・・・・なあ・・・闇の書って・・・・本当にこんなもんだったっけ」
ふと、ヴィータが言葉を漏らす。
それにシグナムが返答した。
「何を言っているヴィータ。魔力を蒐集し、完成させることで主に絶対の力を与える。それが闇の書だ」
「確かにそうだけどよぉ・・・何か忘れてる気がすんだよ・・・・」
「忘れてる?」
「ああ・・・なんか違うんだ・・・本当にこれで幸せになれんのかなって・・・・でも・・・でもよお・・・はやてが死んじゃうなんて、あたし嫌だよぉ・・・」
「ヴィータ・・・・そのようなことは我々がさせん。そうだろう?」
「ああ、ああ!そうだ、あたしたちが守るんだ・・・はやてを・・・また、はやてに笑ってもらって…ご飯食べて・・・・」
ヴィータが涙ぐみ、シグナムが慰める。
その姿に、蒔風たちも心が痛む。
ヴィーヴィーヴィー
そこにアラームが鳴り、仮面の男の居場所があらわされる。
それにシグナムとヴィータが立ちあがった。
「今度は逃がさん!!!」
「ぜってーぶっ潰す!!!!」
「私も行こう」
「私も行きま
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