暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜奪われた主〜
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る。なに、ちゃんと蒐集はしてやるから安心しろ」


ヒュン、ヒュンヒュン!!

そこまで発言した男を、騎士甲冑に身を包んだシグナム、ヴィータ、ザフィーラが取り囲んだ。

「貴様ぁ・・・テスタロッサを不意打ちしただけでなく、我らが主にこのような仕打ちを!!!!」

「ぜってぇ許さねえ!!はやてを返せ!!!」

「さもなくば、後悔することになるぞ!!!」

三人が激昂する。
玄関からヨロリとシャマルが出てきた。

なのはたちの方に歩いてきてから、そこでパタリと倒れてしまった。

「シャマルさん!!!」

「ご、ごめんなさい・・・闇の書と・・・・はやてちゃんが!!!」

「気にすんな・・・」

そう言って肩を叩いてその場に座らせる蒔風。

「フェイト、クロノ、シャマルを頼むよ」

「うん」

「蒔風、気をつけろよ」

「は!どーってこたァねえ。またボコすだけだ」

「わ、私も行く!!レイジングハート!!」

《セットアップ》

なのはがバリアジャケットを着込み飛び、蒔風は家の屋根の上にジャンプした。



「てめえ・・・闇の書が完成したところでお前には使えない!!!それがわかってんのか?」

「私の目的は闇の書の完成だ。その使用ではない」

男が淡々と言う。
その言葉にヴィータがさらに激昂した。

「そんなことはどーでもいい!!はやてから手を離せ!!!」

男に向かってアイゼンを振るうヴィータ。
だが

バシィ!!!

そのグラーフアイゼンの動きが止まる。
見ると、アイゼンの先端にバインドが巻き付いていた。
それが伸びて、ヴィータを簀巻き状態にする。

バシバシィ!!!

さらにザフィーラとシグナムの身体にも巻き付き、束縛する。



「お前らはまだだ。来るべき時になればお前らも・・・・」

「くっ!!!おおおおおお!!!!」

「はやてええええええ!!!!」

「やぶっ、れん!!!」

三人が空中で身動きが取れなくなる。
が、まだこの少年がいる。

「その子をぉ・・・・離せや!!!」


蒔風が男に飛びかかっていく。
その速度、方向、タイミング、すべてをとって完璧だった。
これなら確実にはやてと闇の書を取り返せる、と思われた。


ドドッ、ドドッ、ドドッ!!!!

ガァルァァァァアアアアアアアアア!!!!!!!!!


バゴォア!!!!!


そこに、漆黒の体躯を持つ巨大な獣が現れた。
三つの首に二振りの尻尾。

「ケルベロス!!!!!まさか・・・てめえ「奴」と繋がってんのか!!!」

蒔風が男に訊くが、どうやら男も困惑しているようだ。
と、いうことは

「なるほ
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