暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜やっとお話しができるの〜
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ああ・・・面白そうなケンカ相手じゃねえかよ」

そういったのは結界内の蒔風である。
すでに気絶してしまったシグナムをフェイトの隣に丁寧に置き、上空でバリアを破壊しようとしている雷を見る。


「おお゛い!!てめえらぁ、行くぞゴラァ!!!!!」

蒔風の号令に、各地点に突き刺さった計七本の剣が呼応する。

結界内に巨大な四角形の陣、そして三角形の陣が現れる。
さらにその中心地に、「林」を突き立てる。



「あはははははははははは!!!!これでやぁっとスッキリできそうだ!!!!」



バガァ!!!!

結界が破壊され、雷が地面に向かって突き進む。
だが、それが地面に到達することはない。

蒔風の二つの陣と、剣による防壁に阻まれているからだ。
地面からドーム状に展開されたバリアが雷の進行を拒む。
四神、三獣の力はもちろんのこと、防御に特化した「林」の力は、闇の書のページを半分埋めた魔力をもってしても破られることはない!!!


「ぎいいいっ!!!!いいねえいいねえ、サイコォだねえ!!!やりがいのあるケンカ相手だクソッタレぇ!!!」


それに驚愕したのはシャマルはもちろんのこと、ザフィーラとヴィータ、さらにはなのはたちである。

あの雷がどれほどの魔力量で生成されているかは一瞬で分かる。
ヴォルケンズなどは闇の書のその威力は知っている。
だからこそ驚愕した。

あれを受け止められる人間が、存在していたのだろうか、と
事実、蒔風は人間の域を越えた存在なのだが。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」




「そ、そんな・・・・これでも破れないだなんて!!!!」

シャマルの顔が青くなる。
仮面の男が差し出したフェイトのリンカーコアは、もうすでに使ってしまっている。
それでも、蒔風のバリアは破られない。

「こ、このままじゃ・・・ページが!!!」

次々と消失していく闇の書のページ。
そしてついに最後のページまで消えてしまった。

雷が消える。
蒔風のバリアは黒く焦げながらも、依然としてそこに存在し続けている。




パキン

そこでクロノがついにバインドを崩した。
だがシャマルはそれには意を示さない。
目の前の光景に、衝撃を受けるばかりだ。

「な・・・なんで・・・」

そんなシャマルにデバイスを向けることなく、クロノが言った。

「いいから、大人しく投降するんだ。あれを見ただろう?あれからは逃げられないよ」

「・・・・わかり・・・ました」

そう言って闇の書をしまい、投降するシャマル。
そこに通信が入る。

どうやら、結界内でも各騎士は投降したようだ。
無理もない。

彼らのリ
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