第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜やっとお話しができるの〜
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までどこまでも飛んでいくはずだ・・・だったら・・・・あれはいったい何にぶつかって爆発したんだ?)
その考えに至ったヴィータは、すぐさまに思いついたことを実行した。
その手に魔力を込めた、バスケットボールくらいの大きさの球を作り出す。
なのはが身構えるが、ヴィータはそれを撃ってくることはしなかった。
だから、なのはは急なその攻撃に対処することはできない。
その行動とはまさしく、ヴィータがその球を、ハンマーで打ち砕いたことである!!
球が割れ、中から膨大な光と音が噴出される。
衝撃はないが、そのあまりの光と音の暴力に、なのはが若干落ちる。
だが術者であるヴィータには何の影響もない。
その隙にヴィータがとった行動はまさしくこの世界、否、この空間からの脱出の手がかりを見つけることだ。
そして、見つけた。
空間の一部。
雲の漂うそこが、ほんのわずかだが歪むのを視認したのだ。
「アイゼン!!!」
ヴィータが特別でかい鉄球をそこに叩きこむ。
相手のバリアや砲撃をぶち壊すことに特化したヴィータの攻撃に
その空間が割れた。
青空は消え、元の夜の闇が戻ってきた。
後ろのビルの屋上に、なのはのディバインバスターが当たった跡がしっかりと残っていた。
「よっしゃあああああ!!!!」
「あぁっ!!」
ヴィータがガッツポーズをとり、なのはが項垂れる。
そう、彼女たちはいたのは幻影の中だった。
だが、幻影と言ってもただそんじょそこらにあるものではない。
説明すると、実際の幻影は武装局員たちの物だ。
だが、それだけでは飛び回られると抜け出られてしまうし、足場が急になくなったり、あったりするところが出てしまう。
そこで蒔風が補助をしていたのだ。
結界の中には四角形になるように各「龍虎雀武」が、三角形になるように各「獅子天麟」が突き立てられている。
蒔風がしたのは陣を敷き、幻影をある特定化に固定すること。
言ってしまえば、幻影の中の人物を中心に幻影の範囲が移動する、というものだ。
だからどこまで飛んでも幻影を突き抜けることはないし、足場もあるところにしかない。
だが、強度自体は武装局員のみの物だ。
蒔風は幻影などのそういった類は使用しない。
出来ないわけではないし、むしろ得意な分野だが、今まで使ったことがないのだからしょうがない。
それに、そういったことを真に得意とするのは「賢者」や「聖人」のタイプの人間だ。
ヴィータの幻影が破られたことで、他の幻影も解除されていってしまう。
地上にはアルフと取っ組みあうザフィーラの姿が確認された。
そして
「ぐあああああああああああ
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