第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜やっとお話しができるの〜
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最後に三発同時にヴィータに命中し爆発したが、まだ落ちてはいない。
片腕を抱えてはいるが、まだ戦闘自体は続行可能だ。
(よっしゃ!!勝った!!あとはこのまま・・・・)
逃げよう、というヴィータの思考が固まる。
なぜならば、感じとったからだ。
(なんだ・・・これ・・・いや、知ってる・・・これは砲撃魔導師に狙われた感覚!!だけどっ!!)
バッ!!とヴィータが後ろの方に振り替える。
そこには自分にデバイスを向け、その鋭い眼光ですでに自分を捉えたなのはがいた。
だが距離はかなり離れている。
もし撃てるのならば、長距離なんてもんじゃない・・・それは、超々度距離砲!!!!
「な・・・こんな距離であたしを捉えて命中させるなんてそんなこと・・・・」
そこでヴィータがハッ!!と気付いた。
たしかこの少女は、まさかと思うようなことをやってのける。
まさか・・・・まさか、まさか!!!!
そのヴィータの知りようもないレイジングハートが、なのはの手の中でつぶやいた。
《ですから言ったでしょう。私のマスターなら、できると》
「いくよ!!レイジングハート!!!」
《OK、マスター。カートリッジロード。ディバイン》
「ディバイーーーーーン!!!!!」
《バスター》
「バスターーーーーーーーーー!!!!!!」
ヒィィィイイイイイイイ・・・・・・ドバウ!!!!!
桜色の砲撃が、音速を越えてヴィータに迫る。
ドッパン!!パァン!!パァン、パァン!!!!
あまりの威力とスピードに、途中の大気がはじけ飛び、いくつもの空気の壁をぶち抜いていく音が聞こえた。
「う・・・うをおおおおおああああああああああああああ!!!!!!!」
その砲撃の衝撃波にさらされながらも、ヴィータは必死になってその砲撃を身体を捻り、回転し、地面を転がるかのように避けることに成功した。
ドゴオオオオオオオオ!!!!!
後方で砲撃が爆発し、その爆風でヴィータはなのはの方に近づいていって、戻ってしまう。
なのはとの距離は目測で百メートルくらいか。
「チッ!!なんてやろーだ・・・・」
「お話、聞かせてもらうよ!!」
なのはがデバイスを向け、ヴィータに宣告する。
それにしてもこの少女、なんとも恐ろしい「お話」をするものである。
(どーする・・・このままじゃ捕まっちまう・・・・・・・あれ?)
と、そこでヴィータがふと気付き、後ろの方を振り向いた。
そこはディバインバスターが爆発した地点で、もうすでにそこに爆炎はなかったが、ヴィータはそこを見つめて思った。
(確かあの砲撃は直線型・・・はずれたらエネルギーが切れる
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