第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜戦いの転機、狂気の叫びなの〜
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!」
その声に反応しクロノが左を見る。
すると右側から突如として蹴りが飛んで来て、その体をビルのフェンスまで吹っ飛ばした。
だが衝突はせず、蒔風がキャッチして受け止めた。
「クロノ!!す、すまねぇ!!えっと・・・・右だ右!!!」
ビルの屋上に着地し、クロノを下ろす蒔風。
バッギキャ!!!!
「僕側から言わないとわからないだろ!!!なんであの状況で自分中心なんだバカ!!」
その蒔風の頭をデバイスで殴りつけるクロノ。
蒔風が殴られた頭をさすりながら謝っている。
「んで、あんた誰よ」
そう言って蒔風が睨みつけたのは仮面をかぶった男だ。
急に現れたその男は、まるで騎士の女性を助けるかのようにクロノを排除しにかかってきたのだ。
「お前たちはそこから動くな」
質問には答えず、それだけ言った男は女性の方に向いていった。
「闇の書の魔力を使え。そうすればあの結界を崩せるはずだ」
「え!?で、でも・・・」
「失ったページはまた蒐集すればいい。今仲間を失ってはその闇の書も・・・」
そう言って発破をかける男に、クロノと蒔風が止めに入る。
「そんなことさせると思ってか?」
「たとえ闇の書が復活しても、主以外は使えない!!闇の書を利用しようと思っているのなら、君のやっていることは無意味だ!!おとなしく投稿しろ!!」
その二人の言葉に、やっと耳を貸す気になったのか、仮面の男がこちらを向いた。
「やれやれ・・・いずれわかる。我々の行動が正しかったとな」
「何を言ってるんだ?こいつ」
「・・・・・さあ・・・」
そう言って顔をかしげる蒔風とクロノ。
その表情は余裕だ。
それもそうだろう。
相手は明らかに戦闘タイプではないバックアップ担当の騎士の女性に、戦闘力の高い男が一人。
対してこちらはAAA+ランクの執務官魔導師と、世界最強を自負する少年だ。
だが、それを相手にしても仮面の男の態度は崩れない。
「・・・・いいのか?こんなところで私ばかり見ていて」
「なに?」
「私の能力も知らないで、二人でノコノコ出てくるからこうなる・・・・」
シュパッ!!!
その音だけを残し、男が消える。
と、同時に、蒔風の表情が硬く険しくなった。
「!!!・・・フェイト!!!」
蒔風が跳躍し、一気に結界の中まで戻る。
彼が感じ取ったのはフェイトの魔力の乱れ。
その時彼女は・・・・・
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砂漠の世界
ここでフェイトとシグナムの高速戦が繰り広げられていた。
フェイトの方がス
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