第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜戦いの転機、狂気の叫びなの〜
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れが使い魔のあり方だと叫ぶ。
ザフィーラはその言葉に反応する。
「ベルカでは主を守る獣を「使い魔」とは呼ばぬ!!」
ザフィーラがアルフを押しのけ、その身を表す誇り高き名を叫んだ。
「主の盾となり守護するもの、「守護獣」だ!!!!」
「同じようなもんじゃんかよ!!」
ドッキャァ!!!
アルフの攻撃が再びザフィーラに炸裂する。
その攻撃をクロスした腕で受け、その体が倒れることなく地面を滑る。
「俺はヴォルケンリッターが一人、蒼き狼・ザフィーラ!!!この身が粉塵にまで砕かれようとも、主には一歩も近づかせん!!!!」
「だったらこういうことになってんのが、主にさらに罪と着せるって考えてんのかい!!!」
ドがァ!!!
主に仕え、その身を守ることに使命を燃やす二人が、その身に怒りの炎をともして動いていく。
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ガキィ!!!
バルディッシュとシグナムのデバイス・レバンティンはぶつかり合い、お互いに距離をとる。
「強いですね、シグナム。それとレバンティン」
「ふ」
《それはどうも》
シグナムが強者を前に狂喜する戦士の笑みを浮かべ、賛辞を返す。
「お前もな。それと、そのデバイスも・・・名はなんという?」
「フェイト・テスタロッサと、バルディッシュ」
《ありがとう。以後お見知りおきを》
「あなたの目的を教えて!!手伝ってあげられるかもしれない!!話を聞きたいんだ!!」
フェイトのその叫びに、シグナムは諦めたような声を出す。
「無理だ。我らはもはや相容れぬ場所に立っている。そんなことは不可能だ」
その言葉にフェイトはムカッ、ときた。
そして、ああ、これがこの前に舜が思った怒りなんだ、と知った。
「ヤダは堕落者のセリフ、無理は無能のセリフ!!やろうとすれば出来るのに、これを言う人はそういう人!!!・・・なんだってさ!!!」
「な・・・んだと!?」
「どんな話でも聞くから!!あなたの主なら、酷い人ではないと思う!!!だから、お願い!!!」
その言葉にシグナムが黙り、そして聞いてきた。
「その言葉、誰の言葉だ」
「私の友達。私を・・・闇から連れ出してくれた人の言葉!!!」
シグナムは、そうか、と呟き、そしてそんな朋のいるフェイトを少し羨んで、それでもこう言った。
「こんな状況でなければ、お前とは最高の友になれただろう」
そう言いながら武器を構えるシグナム。
その眼には一切の迷いがない。
「だが、この身には為すべきことがある。心躍る戦いだが、そ
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