第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜戦いの転機、狂気の叫びなの〜
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の隙間を見てバリアを解き、スフィアの檻から抜け出した。
大きく弧を描いて飛んでいくヴィータの後を、なのはのスフィアが高速で追尾していく。
だがヴィータも逃げてばかりではない
大きく回って、しっかりと背後にスフィアを連れて、なのはに向かって突っ込んできた。
なのはすれすれを通過していくヴィータ。
そこでヴィータがさらに飛びながら、なのはの方に振りかえる。
なのはに後続のスフィアが迫る。
あれだけの高速で、あの数。まず当たったとヴィータは思った。
だがそれがむなしくも外れた。
すべてのスフィアがなのはの身体から一センチにも満たない場所を通過していき、先ほどとなんら変わらずヴィータに向かって来たのだ。
「う、うわあああああああ!!!」
ドドドドドン!!
首を曲げて後ろを向いていたヴィータは逃げきれず、そのスフィアが数個命中する。
だがさすがに全弾命中とはいかず、いくつかはアイゼンで叩き落とされたようだ。
爆発が起き、その煙の中からヴィータが姿を現す。
「・・・・お前!!名前なんてんだよ!!」
ヴィータがパンパンとスカートのほこりを落としながら聞いてきた。
それはきっと、相手の実力を認めた騎士の心得なのだろう。
「高町、なのは!!」
なのはが元気よく答える。
だがヴィータにはいささか言いにくかったようで
「た・・高町、なんの・・・わっかりにきぃ!!おい、なんとか!!」
「なんとかって・・・ちゃんと覚えてよ〜!!」
「うっさい!!もう手加減はしねえ。お前を対等の実力者として相手してやる!!!」
「・・・・望む・・・ところだよ!!!」
「行くぞ!!アイゼン!!!」
《アイサー!ラケーテンフォルム!!!》
ヴィータの掛け声とともに薬莢が排出され、ハンマーヘッドの片側に推進噴射口に、もう片方がスパイクに変形する。
「うをおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ヴィータがその噴出口からのジェットで猛回転し、遠心力を加えてなのはに殴りかかる。
その攻撃をプロテクションで防ぐなのは。
そのまま取っ組みあって二人はその場から離れていく。
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一方、ザフィーラとアルフは地上まで降り、そこで格闘戦を繰り広げていた。
バッ!ガキィ!!!
アルフの渾身の突きをザフィーラが受け止める。
両者とも一歩も引かず、お互いを睨みつける。
「あんたも使い魔だろ!!主の事を思うなら、主の命にはときには逆らって、止めてみたらどうだい!!」
アルフがかつて言われた言葉を繰り返す。
そ
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