暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜迫る戦いのときなの〜
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「はい、お帰りなさいな」

蒔風が出迎え、中に入れる。
リビングに入り、クロノがユーノの事をなのはに説明した。

「ユーノくん、調べ物に行ったんだ」

「そう。で、これからどうするかを話し合おう」

「騎士たち・・・ねぇ・・・」

どうしようかと悩む二人に、なのはとフェイトがどうしたいかを言った。

「あ、あの・・・わたし、しっかりあの人たちとお話ししたいです!!」

「私も。そのために必要なら、戦います」

その言葉の裏にどれだけの思考があったのか。
だが、もうこの二人の魔法少女は心に決めたようだ。


「ほほ。騎士たちを救うのかいな。いいねぇ」

「舜君に教わったんだよ」

「救える者は根こそぎ救う、って」

「素晴らしいね。ありがとう」


そう言って計画を立てる蒔風たち。


現状、彼らの足取りを捕らえることはそう難しくない。
だが、対人に特化したその力には、足止めが聞かず、すぐに逃走されてしまうのだ。
さらにあのバックアップの女性の力で、あとを追うこともできない。

「だから今回、あいつらを閉じ込めるために結界を張る」

「誰が?ユーノは調べもんでしょう。アルフだけじゃ・・・」

「いや、武装局員をグレアム提督の口利きで借りることができた」

「なるほど・・・だったらオレも一つ手を打とう」

そこに蒔風も乗っかる。




「・・・というわけなんだが」

「それは・・・イケるかも」

「クロノくん、舜君。あのヴィータって子とは、私が一人で戦う」

「私も、シグナムと一対一で」

「それはいいけど・・・勝てる?」

「「勝つよ」」

「なら問題ないな。結界はこっちに任せろ」

計画は整った。
後は実行するまでのこと。


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海鳴市から少しだけ離れた都市の空中。

そこに数十人の武装局員と、それに囲まれたヴィータとザフィーラがいた。


「こいつら・・・やはり動きはばれていたようだな」

「関係ぇねえ。こいつらちょろいよ。ぶち抜いちまおう」

と、ヴィータが意気込んでグラーフアイゼンを握りしめる。
そこで、急に局員が離れて行ってしまった。

「なに!?」

「ヴィータ、上だ!!」


ザフィーラの声にヴィータが上方を向く。
そこにはデバイスを構えたクロノと、その周囲に浮く数百の魔力刃があった。

「スティンガーブレイド・エクスキューションシフト!!」

クロノが号令をあげると、その魔力刃一つ一つに環状魔法陣が取り巻き、発射と同時に二人に標準
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