第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜日常と、崩壊の故郷〜
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「いやあ・・・わからないんだよなぁ」
そう、実はそこがわからない。
前回この世界で蒔風が学校に入ったのはなのはと少しでも知り合っておくことが目的だった。
だが、今回はそれが必要ない。
故にこの世界に来た時も荷物の中には学校の制服はなかった。
「わからないってどういうことよ」
「どうなんだろうねえ・・・・」
「考えてないで答えなさい!!」
「およよよよよよ〜〜〜〜〜」
蒔風が再びシェイクされ始める。
と、そこに荷物を受け取りに行っていたエイミィが通りかかった。
「やあ、みんな、こんにちわ!!」
「エイミィさん!あ、紹介するね。こちらエイミィさん。フェイトちゃんの・・・お姉さんみたいな人」
「どうもこんにちは!エイミィ・リミエッタです。話に訊いてるよ。すずかちゃんと、アリサちゃんだよね」
「「こんにちは!」」
「うんうん、元気元気。と、そうだ。はい、フェイトちゃんの学校の制服」
「え?」
そう言ってエイミィがフェイトに服の入った箱を渡す。
その中にはなのはの物と同じ、私立聖祥大学付属小学校の物だ。
「フェイトちゃん、やっぱり同じ学校だね!!」
「うん!」
「ほい、それと舜君のも」
「・・・・はいぃ!?」
エイミィが蒔風にも同じ箱を渡してくる。
「ま、まさかこの中身がフェイトと一緒なんてことは・・・・」
「大丈夫だよ」
「そ、そっか・・・よかった」
「ちゃんと男子の服だから」
「それは当然でしょ!?ああやっと自由に行動できると思ったのに・・・・」
そう言っていると、店の中からリンディとなのはの両親が出てきた。
「あら、制服、届いたのね」
「舜君。また君に出会えてうれしいよ。今度私とも手合わせ願いたいんだが・・・・」
「やめてくださいやめてください!!そんな必要ないですってば!」
そしてその後、家に帰った蒔風が漏らした一言。
「学校・・・めんどくせぇ・・・・」
------------------------------------------------------------
そして次の日
フェイトと蒔風(二回目)がなのはのクラスに転校してきた。
「イエエエエーーーイイ!!!帰ってきたぜみんなぁ!!!」
ウヲオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
クラス中が巻き上がった。
フェイトはその状況に腰を抜かしてしまったのか、黒板に手を当てて寄りかかっている。
「はい、というわけで、舜君はまた、フェイトさんは初めて、この教室の仲間になりました!!」
「みんな!!元気だったかぁ〜〜イ!?」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ