第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜拠点と接触と共闘なの〜
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巨岩が点々と置かれ、広大な荒野の広がる世界。
ここにベルカの騎士の気合が響いた。
「うをおおおりゃああああ!!!!!」
ドゴォン!!!!
巨大なワニガメのような生物が岩場のそばで地面に倒れる。
他にも二、三体、同じ生物が点々と同じように倒れていた。
死んではいないようだが、その体からはリンカーコアが抜かれている。
「こんなもんかな?ちっちぇえけど、効率はいいんだよな」
そう言って魔力を取っているのはヴィータだ。
この無人世界で、こう言った巨大生物から魔力をいただくのが最近の主流だ。
「まったく、管理局に気付けれなきゃこんなめんどいこと・・・」
「だったらぶちのめせばいいじゃん」
「それじゃあ傷つけちまうかもしれねえし下手したら殺しちまうかもしれねえ。主の名前を穢さないためにも、それだけはやらないと決めたんだ」
「結構なことだな。その主って誰なの?」
「それは、ってうをおおおおお!?」
「あ、気付いた」
近くの岩場に、蒔風がしゃがみこんで座っていた。
ニコニコ笑って、手をヒラヒラと振っていた。
「てめえは!!!」
ヴィータが蒔風にいきなり攻撃を仕掛ける。
武器であるハンマー、グラーフアイゼンからのジェット噴射で回転し、その勢いで殴りつけろうとする。
蒔風が岩場からひらりと跳んで、その真上を飛び越していって、巨大生物の背中の甲羅に乗った。
蒔風がたった今までいた岩場の先端を砕き、ヴィータか蒔風の方を睨む。
「おおすげえ!!!何回転してんだ!?」
「お前、何しに来たんだ!!」
ヴィータがもう一度攻撃しようと構えるが、蒔風が手のひらをヴィータに向ける。
「三人がかりで、いきなりとはいえ君たちを落とした男にそんな心情で戦っても勝てないよ?」
「うぐっ・・・・」
「それよりも知りたいんだな。なんで蒐集してんだ?完成させれどうするのよそれ」
蒔風が闇の書を指さして聞いた。
「それは・・・いえねえ!!言ったってお前ら管理局は・・・主をとっ捕まえんだろ!?」
「はぁ〜〜ん」
「そーゆーのから主を守るの騎士だ!!あたしはそのためにだったら何とでも戦う!!!」
「俺は管理局員じゃないよ」
「信じられっかよ!!!」
「そうだよねえ・・・お?」
蒔風が地面を見る。
「あ?どうしたんだよ」
「お母さんが御怒りのようだ」
ドゴオオオアアアア!!!!!!
地面にひびが入り、そこから巨大な何かが出てきた。
なんということでしょう。
地盤を砕いて現れたそれは、そこらに倒れているカメの二倍はあろうかという大きさがあります。
どうや
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