暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜拠点と接触と共闘なの〜
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の青龍、白虎、朱雀、玄武を紹介した。

「俺の召喚獣たちだよ。おまいら、戻っとけ」

その一声に四人が剣に戻り、蒔風の脇の鞘に収められ、消える。

「す、すごい」

「で?何しに来たの?こんな屋上に」

「えっと・・・景色を見に来たんだけど・・・」

「舜は?」

「暇だったから遊んでた」

「このテントは?」

「荷物。ここにテントごと置かれていた」

「へ、へぇー」

「そういえばレイハとバルはどうした?」

「うん・・・二つとも破損が激しくて・・・」

「まだ治らないみたいなの」

「そうか・・・結構やられたからなぁ」

と、そこでフェイトが思い当たる。


「舜はこんなところで暮らしてるの?」

「ん?いや、前回はなのはの道場に泊めてもらったな」

「じゃあ、今度はうちに泊まる?」

「・・・・はいぃ?」

蒔風がフェイトに聞きなおした。
が、フェイトはこれは名案、と考えを変えない。

「うちに住めば今後の活動もしやすいし、もしかしたら「奴」の事も見つかるかもよ?」

「まあ、俺としてはありがたいが、リンディさんはいいと言うのか?」

「「言うと思う」」

二人が同時に言い、そして下に戻ってリンディに訊くと、

「了承」

「一言っ!?」

あっさり決まってしまった。
だが蒔風が硬くなに拒んだため、リンディにもうひと部屋借りてもらって、その部屋を蒔風が使うことになった。


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それから数日

その間にもヴォルケンリッターによる魔力蒐集は続けられていた。
だが探知しているものの、そこらの局員では話にならず、ただ「闇の書」の餌になっていくだけだった。


「お?これが被害者?ってか、大型生物もかよ」

蒔風がリビングに出てきて、クロノに訊く。
なんだかんだで蒔風は寝る以外はこちらの部屋にいる。
風呂上がりのようで、その手には牛乳パックが握られていて、そこから直接飲んでいた。

リビングには大型モニターが映り、そこに被害になった局員及び生物の写真が映っていた。


「他の無人世界の生物だよ。ああいう生物にはリンカーコアがあるからね」

「魔力がありゃいいってわけか・・・ん?」

蒔風が何かを発見する。

「どうした?」

「いやぁ、なんでも〜♪」

蒔風がベランダの柵を乗り越え、自分の部屋に帰っていく。
そしてパジャマから着替え、出かける準備をした。


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