暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはA's 〜始まりはいつも突然、なの〜
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と考えたのか、さらに勢いをあげ突っ込んでくる!!


「「「おおおおおおぁ!!!」」」



それにディケイドも答える形で攻撃する。
三人のディケイドが同時に動いた。

キックとソードのディケイドはジャンプし、ガンのはビルの屋上に立ったままだ。
そし前者二名はカードを通過していき、後者一名は銃弾を放ち、その銃弾もカードを通過していく。

キックを放ったディケイドの足先にはカードを通るごとにエネルギーがたまっていく。
ソードのも同様に、剣身にエネルギーがたまり、剣が伸びていき、ガンの銃弾も、カードごとにどんどん肥大し、巨大化していっていた。


「ぬぐぉ!?」


キックがザフィーラにぶつかり、爆発を起こす。
煙の中からザフィーラが落ち、ディケイドの姿が消える。

「うわあああああ!!!」

同時に、ヴィータの放った鉄球を飲み込んで、エネルギーの銃弾がヴィータに命中し、爆発を起こした。
そして屋上に立つディケイドが消える。

「う!おお!!」

そしてまたそれと同時にシグナムにソードを握ったディケイドが到達する。
だが彼女は少しだけ耐えた。

ディケイドの一撃をはじいたのだ。
だが、ディケイドはくるりとシグナムの上を縦回転し、背後から回って切り崩した。

斬られた部分から血は出ないが、そこにエネルギーが叩きこまれ、爆発する!!


ドォン、ドォン、ドォオオオン!!!!!


そしてディケイドが着地し、変身を解く。

「こんなもんか?」

「舜!!」

そこにフェイトが声をかける。

「よう!!フェイト、なのははどうした?」

蒔風がフェイトになのはの事を訊くと、事の顛末を教えてもらった。

「なるへそなるへそ・・・じゃあ治しに行くか」


と、蒔風が足を延ばした瞬間。


ドクン!!!

と何か大きな魔力の動きが感じられた。


「この・・・魔力は!!!」

「なのは!!!!」


蒔風がなのはの居る場所に視線を向ける。

なのははユーノの張った治癒結界の中にいた。
だが、その胸には信じられない物が生えているではないか。


腕だ。

と、言ってもなのはを貫いてるわけではない。
おそらく空間魔法だろう。
直接なのはの身体に突っ込んできた物だ。

その手の先には何か光が見えた。


「なのはのリンカーコアが!!!」

「リンカーコア!?そりゃ確か・・・ん、魔力の元みてえな物じゃなかったか!?」

「あれを取られたら、なのはは当分魔法が!!!」

「使えないってか・・・畜生、まだ仲間がいたか!!!」

蒔風が周囲を見渡す。
その光景を、腕の主は見ていた。




「うん
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