プロローグ〜特科クラス”Z組”〜後篇
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
その身で思い知る事ができたじゃない♪あ、それ以前にそっちの黒髪のお兄さん達との模擬戦でも負けているから、その必要もなかったわね♪」
恐怖と怒り、悔しさが混じった表情で自分を見つめて叫んだパトリックの言葉を聞いて心底不思議そうな表情をしたレンは笑顔を浮かべて指摘した。
「!!クソ――――――ッ!」
レンが口にした自分達への侮辱に頭に来たパトリックはレンに突撃したが
「うふふ、この宴でフィナーレにしてあげるわ♪――――舞踊れ!桜花千爛の花吹雪!彼岸!霞!八重!枝垂!はあああぁッ!」
「な―――グッ!?ガッ!?くはっ!?へぶっ!?グアッ!?」
レンは拳と蹴りを反撃する暇も与えない凄まじい速さで繰り出してパトリックを空へとあげながら自身も空へと跳躍して拳でパトリックを地面目がけて叩き込み
「これがレンのッ!殺劇舞荒拳!!」
止めに闘気を収束させた蹴りをパトリックに叩き付け、闘気の爆発を起こした!
「グアアアアアアア―――――ッ!?そ、そんな………こ、この僕が………!?」
レンが放った峻烈にして華麗なる体術であるSクラフト――――殺劇舞荒拳を受けたパトリックは戦闘不能になり、地面に膝をついた!
「―――そこまで!勝者、Z組所属レン・ブライト!」
パトリック達の戦闘不能を確認したサラ教官はレンの勝利を宣言して模擬戦の終了を告げ
「ぼ、僕達4人で何とか勝てたパトリック達を……」
「たった一人で、しかも”瞬殺”と言ってもおかしくない速さで勝ったじゃないか!」
「まさに圧倒的な戦いだったな………」
「ああ………」
レンの圧倒的な戦いにエリオットは呆け、マキアスは驚き、静かな表情で呟いたガイウスの言葉にリィンは頷いて真剣な表情でレンを見つめた。
「フン、あれだけ大口を叩いていた上武器も持たない一人の女子相手に男子四人で挑んだ癖に一矢も報いる事もできずに敗北するとは。あまりにも無様な負け方だな。」
「ま、ユーシス達とサラが戦った時と違って得物を使っていないだけ、まだマシな負け方だよ。」
「ええっ!?」
「え、”得物を使っていない”と言う事はレンさんの本来の戦闘スタイルは無手での武術ではないのですか……!?」
「無手であの強さか………ならば得物を使えば、一体どれほどの強さになるのだ………?」
ユーシスは呆れた表情でパトリック達を見つめ、フィーが呟いた話を聞き、レンが”本気”でなかった事を知ったアリサとエマは驚き、ラウラは真剣な表情でレンを見つめていた。
「ぐ、ぐう……!?そ、そんな……4対1で……それも無手の年下の女子に負けるなんて……」
「つ、強すぎる……!」
「こんな小娘一人に僕達が負けるな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ