機動戦艦ナデシコ
1396話
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ーにとって不利に見えたりするようでも、最終的にはシャドウミラーの利益となるようになっていたりする。
だからこそ、俺はこうして呑気に遊んで……いや、遊んではいないけどな。
ともあれ、シャドウミラーの運営に関してはそこまで仕事をしなければいけないという訳ではない。
だからこそ、シェリルが言うように息抜きをしなければならないって訳じゃないんだけど……
「いいから、行ってきなさいアクセル」
黙った俺へと声を向けてきたのは、レモン。
視線を向けると、小さく溜息を吐いてから口を開く。
「最近シェリルとデートとかしてないでしょ? 私達は何だかんだとナデシコ世界でアクセルと一緒になる事が多いけど、シェリルの場合は芸能活動をしているから、あまりアクセルと一緒になれないでしょ。この機会にシェリルとデートをしてきなさい。……釣った魚に餌をやらないと、そのうち逃げられるわよ? ただでさえ釣った魚は皆が皆最高の魚なんだから」
「……自分で言うか?」
「あら、じゃあアクセルに聞くけど、私達は最高の魚じゃないって……そう言いたいの?」
「いや、最高の魚なのは間違いない」
そう断言出来るだけの愛情を、俺はレモン……いや、レモン達に抱いている。
けど、それでも自分でそういうのは……正直どうなんだ? という思いがないでもない。
「ほら、とにかく明日のアクセル君の仕事は、シェリルとデートね。ついでにそのミーア・キャンベルって人の歌をしっかりと聞いてくる事」
美砂の言葉に全員が頷き……最終的にそうなるのだった。
いや、いいんだけどな。俺だってシェリルとのデートは嬉しいんだし。
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