第25話(1章終了)
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「―――なるほどな。ルバーチェの跡地を狙ったか。ノエル、街に着いたら歓楽街に寄ってくれねぇか?裏通りの手前まで頼む。」
ランディは溜息を吐いた後ノエルに言った。
「そ、それは構いませんけど……」
「……ランディ。『クリムゾン商会』っていうのはどういう会社なんだ?」
「ああ……高級クラブ”ノイエ=ブラン”を経営するエレボニア籍の会社……しかしその実態は――――猟兵団”赤い星座”が持っている資金調達用のダミー会社だ。」
ロイドに尋ねられたランディは目を細めて説明した。そして車が橋の下をくぐったその時、その様子を怪しげな2人の男が見つめていた。
「フフ、用事も済んだしそろそろ帰るとしようか?おっと、その前に旧鉱山とやらに寄っておくか。」
「フフ、せいぜい気を付けて。ボクの方はこのままお役目に入らせてもらうよ。」
白衣の男の言葉を聞いた片腕の少年は口元に笑みを浮かべて言った。
「フフ、せいぜい頑張りたまえ。そうそう、今回の計画での我々の割り振りが決まったよ。こちらの方は、私と七柱が担当することになりそうだ。」
「へえ、あの人が来るのか。ま、今回は色々と面倒な連中も動きそうだし、何よりあのメンフィルも最初から介入しそうだしね。良い判断かもしれないね。」
男の言葉を聞いた少年は意外そうな表情をした後静かな笑みを浮かべていた。
「フフ、そういう事さ。それと”アストラルコード”の運用レポートも頼んだよ。低レベルのネットワーク環境でどこまで真価を発揮できるか興味があるからねぇ。」
「はいはい。ヒマな時にまとめておくよ。それでは―――大いなる”盟主”のために。」
「偉大なる”盟主”のために。」
少年の言葉に続くように目を伏せて呟いた男は懐から装置らしき物を出してその場から消えた。
「……フフ。それじゃあ誰も見ていないけどお約束と行かせてもらおうかな。」
男が消えた後少年は口元に笑みを浮かべた後ロイド達が去った方向を見つめ
「執行者NO.0、『道化師』カンパネルラ――――これより盟主の代理として『幻焔計画』の見届けを開始する。」
妖しげな笑みを浮かべて静かな口調で宣言した………………
その後それぞれの車は裏通り近くに停車した。
〜雨・歓楽街〜
「……………………」
車から降りたランディは目を細めた後走り去って行き
「ランディ……!」
「追いかけましょう!」
ランディの行動を見たロイドとエリィは声を上げた後ランディを追い、その後ろにワジやノエル、リィンとエルファティシアもおって行った。
(……!)
(あ……)
ランディを追いかけたロイド達
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