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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第23話
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の説明を聞き、諦めてエニグマを仕舞い

「やれやれ。そう都合よくは行かないか。」

ワジは溜息を吐き

「あ、あの!だったらエルファティシアさんの魔術で岩を破壊してみたらどうでしょうか!?”僧院”やウルスラ街道での防衛戦で何度か見せてもらいましたけど、エルファティシアさんが使う魔術で凄い爆発を起こす魔術とかありましたし!」

ある事を思いついたノエルはエルファティシアを見つめて提案したが

「う〜ん……それはやめといた方がいいと思うわよ?確かに純粋系統の魔術……特に私が扱える最高位の純粋魔術である”ルン=アウエラ”だったら破壊できると思うけど、下手したら爆発の衝撃によってここも崩落して危険よ?」

「あ……その危険性がありましたね……」

エルファティシアの警告を聞いてある事に気付いて肩を落とした。

「…………―――仕方ない。こうなったら先へ進もう。もしかしたら、別の出口が見つかるかもしれないし……下手にここに残っていたらまた爆破されるかもしれない。」

一方考え込んでいたロイドは提案した。

「そ、そうですね……遠隔操作の可能性もありますし。」

「外にいたガンツさんが助けを呼んでくれているとは思うけれど……確かに、犯人の狙いを考えると動いた方がいいかもしれないわね。」

「やれやれ、留まるは地獄、進むは苦難といったところか。君達といるとホント退屈しなくて済むなぁ。」

「その減らず口、今は心強いよ。―――補給はできない。とにかく力を合わせて何とかこの場を切り抜けよう!」

ワジの言葉に呆れた表情で言った後ロイドは仲間達に号令をかけ

「ええ……!」

「ja(ヤー).」

「了解です!」

「ああ!」

「わかったわ!」

号令にエリィ達はそれぞれ力強く頷いた。



その後ロイド達は脱出口を探す為に探索を開始した。脱出口を探して鉱山を探索したロイド達だったが脱出口は見つからず、奥の広い場所に到着した。



〜旧鉱山・奥〜



「ここは……」

「広い場所だな……」

「どうやらこの旧鉱山の終点みたいだな……」

奥に到着したエリィ、リィン、ロイドは呟いた後仲間達と共に広い場所に出た。

「………抜け道のたぐいは結局、見つかりませんでしたね。どうしましょうか?」

「そうだな……危険かもしれないけど入口に引き返すしかなさそうだ。坑道内を調べたかぎり他にトラップは無さそうだし。」

ノエルに尋ねられたロイドは考え込んだ後提案した。

「しかし解せないねぇ。結局、入口を破壊してトラップを仕掛けた犯人は何がしたかったんだい?」

「そうね……この異常な内部についても直接関係はしてなさそうだし。ひょっとして…………人形工房
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