第23話
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妻の言葉にロイドは頷いた後仲間達を見回して言い
「扉が破壊されたという事は事件性があるとみていいだろう。早速、様子を見に行こう。」
「ええ、わかったわ。」
「了解しました!」
「数十年前の坑道という事は徘徊している魔獣も未知の魔獣である可能性が高いな……」
「準備は怠らないほうがいいでしょうね。」
「フフ……興味深そうな事件だね。」
ロイドの言葉にエリィ達はそれぞれ頷いた。
「ありがとう。よろしくお願いするよ。ガンツ、皆さんのために道を開けておいてくれ。」
「ああ、わかったぜ。そんじゃ、先に行ってるから準備が済んだら来てくれよな!」
町長の指示にガンツは頷いた後町長の家から去って行った。
「……よかった。本当に元気そうですね。」
ガンツが去った後ロイドは安堵の表情で町長を見つめて言った。
「ああ、君達のおかげさ。ただまあ、ギャンブル好きは全然変わっていなくてね。相変わらず休みの日にはカジノでスって帰ってくるよ。」
「ふふ、そうなんですか。」
「まあ、身を持ち崩さなければ問題はないと思いますけど……そうだ、旧鉱山というのは町を出てすぐの所なんですよね?」
「ええ、少し下ってから北西に登った先にあるわ。」
「何が原因かわからない。くれぐれも気を付けてくれ。」
その後ロイド達は準備をした後ガンツが待つ旧鉱山に向かった。
〜マインツ山道〜
「よう、来たな。」
近づいてきたロイド達を見たガンツは声をかけた。
「ええ、こちらですね。」
ガンツの言葉に頷いたロイドは仲間達と共に破壊された扉に視線を向けた。
「これが破壊された扉か……」
「……確かに何かで断ち斬られていますね。」
「ああ、正直人間の力で出来るとは思えないんだが……で、ここが旧鉱山の入口だ。」
そしてガンツの言葉を聞いたロイド達が旧鉱山の入口に視線を向けると、入口は不気味な光に覆われていた。
「こ、この光は……」
「一体何なんだ………?」
「フフ、何とも妖しげな雰囲気じゃないか。ヤバそうな魔獣もうろついているみたいだね。」
「……まるで”異界”への入口のようね……」
光を見たノエルとリィンは戸惑い、ワジは静かな笑みを浮かべ、エルファティシアは真剣な表情で呟き
「ああ……」
2人の言葉にロイドは重々しく頷いた。
「……どうする、ロイド?場合によっては警備隊の方に連絡してもいいと思うけど……」
「そうですね……捜索の手も増やせますし。」
「……いや、まずは俺達で内部の様子を調べてみよう。手に負えそうになかったら警備隊に応援を要請する。」
「わかったわ。」
「了解しまし
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