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デュエル・マスターズ〜龍を使役する少年の物語〜
第8話:スピード対決!アイラvs拓斗っ!
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・イクゾウ》》で《ラプソディ》に攻撃!」
「……ッ!!」

 次々に攻撃してくるクリーチャーの猛攻にアイラは耐える。

「次に《ヤッタレ・ピッピー》でシールドを攻撃!」

 拓斗の指示に《ヤッタレ・ピッピー》はアイラのシールドを攻撃した。

 ―――だが、

「S・トリガー!呪文、《スーパー炎獄スクラッパー》っ!!その能力で拓斗君のクリーチャー、全て破壊!」
「くっ……!」

 S・トリガーによる反撃を喰らい拓斗のクリーチャーは全て破壊された。

 そのまま拓斗からアイラにターンが移り、アイラは山札からカードを1枚引いた。

「……っ!!」

 引いたカードを見てアイラは驚き、マナを貯めず、アンタップした3枚のカードをタップ。

「《爆小僧 トリス》を召喚!」

「なっ!?《トリス》だと!?」

 アイラが出したクリーチャーに拓真はつい驚いてしまった。
 何故なら《爆小僧 トリス》はスピードアタッカーを持ったヒューマノイド爆である。
 能力は至ってシンプルだが、環境の関係上、大会ではあまり使われないカードであり、昨年に至っては完全上位互換の《音速 シュタタ》の登場により立場が危うくなっていた。

 そのようなカードを使っているとなると誰だって驚くが、唯一モルトと龍牙の二人は驚いていなかった。
 むしろ、モルトに限っては何とも言えない顔だった。

「………」
「どうした?モルト」
「いや、何と言うか……もの凄いデジャブな感じがするんだが…」
「そうか。前もって言っておくが、その感じは大当たり≠セ…」
「マジかよ…」

 龍牙のその言葉にモルトは身震いを感じた。

「《トリス》でシールドブレイク!その時、侵略#ュ動!」
「なっ!?」

 アイラのその言葉に拓斗は驚いてしまった。

「《爆小僧 トリス》を《音速 ガトリング》に進化!」

 現れたのは小柄な《トリス》と違い、その、巨大なガトリングを使って世界を侵略しようとした進化クリーチャー《音速 ガトリング》。
 その能力は相手のシールドを2つブレイクできるW・ブレイカーを持ったヒューマノイド爆/侵略者。

「《ガトリング》でシールドをW・ブレイク!」
「っ……!」

 残り2枚のシールドを攻撃された拓斗はシールドを1枚ずつ確認するが、2枚共、S・トリガーがなかった。

「《シュライバー》でダイレクトアタック!」

 アイラの指示で《シュライバー》はその両手で光線を発射し、拓斗に喰らわせた。

「完全、決着♪」

 拓斗に勝利にしたアイラはそう叫ぶのであった。



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