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魔法少女リリカルなのは 異形を率いる男
10.決定的な変化
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った。

「それ……まさかジュエルシード何てオチじゃ無いだろうな」

「そんな訳無いだろ。ただ形だけ真似ただけの劣化コピーだよ」
 
 軽い口調で夜市は言う。

「だけどそんな物、用意してどうする気だ?入れ替える事なんてできないだろう?」

「出来るんだよ、それが」

 一輝の反応を楽しむように夜市は言う。

「まあ見てろって」

 そう言い、夜市は席を立つ。
 周りの席に居たほかのチームメイトはいつの間にか帰っていた。
 夜市は出口に向かう足取りで少年の横を通る。
 その体が横に並んだ瞬間、夜市の腕が少年のポケットに手が伸びる。その手には既に青い宝石が握られている。その手が少年のポケットに滑り込み、青い宝石を入れ替え出てくる。
 少年はポケットの中に手が入り込んだにも関わらず、まったく気づいている様子は無かった。
 そして夜市はそのままの足取りで店内から出て行った。
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