第1話
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「死ねよカス野郎が!」バキィ「よくも____さんを!」ドゴォ
「何で生きてるのよ!?あんたみたいなゴミクズとっとと死になさいよ!」ズシャッ「警察に連絡しろ!この塵野郎は死刑だ!」バキィ
「だから...俺じゃないって言ってるよな「屑の分際で言い逃れするなゴキブリ!」ボゴォン「グハッ...」
「最低!」バゴォン「速く死ねよ!」バキィ
「俺じゃないって...何回言ったら解るんだよ...」
バキィ、ドカァンという音が鳴り響く校庭に数十分前現れた、大量の人で作られた壁の中で、罵声、笑い声等を浴びされながら、一人の傷だらけの少年は、血を吐きながら数の暴力を受けている。両腕両足には、その歳には絶対に壊せない程固い鎖が巻き付けられ、逃げ場の無いまま、その少年は暴力を受ける他無かった。しかもそこに居たのは生徒だけではなく、
「お前はこの学校の恥だ!」ボゴォ「ゴキブリ以下の癖に何て事をしてくれたんだ貴様は!」バキバキィ
教師達も一緒に少年を殴っていた。
「辞めろ...辞めてくれ.....(バキィ)カハッ...」
その少年は再び血を吐き続けた。周囲には笑い声や罵倒の声が響き渡る。最早そのまま後15分後もこのまま殴られ続けられていたら全身の血を吐いても可笑しくない。そんな状態だった。
「誰か...助けてくれ.....ッ....!」
その男は声にならない叫びを上げた...
_____\デッデッデェーン♪デッデッデェーン/
突如耳元に、いつもの荒々しい曲調の、とあるゲームの曲が流れ始める。
そして、我に還った俺の、いつもの視界が開き始める。
閉まりきったカーテン。ゲームソフトや漫画で埋め尽くされた本棚。そして、最近使っていない胴着。紛れもなく俺、剣谷龍哉の部屋だった。
「.....夢か...。」
何で今更、あんな思い出したくもねぇ夢を...
「...考えても仕方無ぇし、とりあえず朝飯食うか。」
そして部屋から出て、家の階段を降り、リビングへと直行する。そして、いつも通り、夜の内に炊いておいた白米を茶碗に乗せて塩を振り、冷蔵庫から材料出して味噌汁作って、コップに水を入れ、ついでにテレビの電源を付けて、朝飯の準備を整える。そして
「...いただきます」
いつも通り飯を食い始める。
そして、片手で食べながらリモコンのボタンを押す。
「今日は面白そうな番組は無いか」
ダメだ。今朝はまともな番組が無い。1chから12chまで、地デジもBSもCSも見たがドラマしか無ぇな。
そう思いながら電源を消そうと考えた時、朝ドラのとあるシーンが映った。その画面には、ドラマの主人公っぽい奴が何人もの仲間らしき奴と遊んでいて「私達は一生友達だよ!」と叫ぶシーンが映っていた。
「.....下らねぇ。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ