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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP003《闇に飲まれろっ!》
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ロー!」
久しぶりのいい手札だ、こっちも思いきり回させてもらうよ!
― ― ― ― ― ― ― ―
「ちょっと、アイシア!? なんで勝ったのに抜けなきゃいけないのよ!?」
「この建物の中で闇のゲームが発生しています! 風見様の行方がわからない以上、天河様と織姫様の力が必要になるかもしれません!」
怒る沙耶ちゃんにはクレナちゃんが事情を説明してくれている。
緊急事態のために私達は大会一回戦でわざと敗退し、闇のゲームが発する邪悪なエネルギーを探知しながら建物の中を走り回っていた。
「ここにいないとなると……」
「面倒ね……ここ4階でしょ? 下は地下1階+地下駐車場、上は9階+屋上。この建物の中にいるって言っても、探すだけで体力尽きるわよ」
沙耶ちゃんの言う通りだった。このデパートは本当に広すぎる。
「……二手に別れましょう。私とアイシア様で上の階に向かいます。沙耶様と織姫様は先にこの階を捜索して、それが終わり次第下の階をお願いします」
「了解したわ。ゆみなとアイシアも、異論はないわね?」
「了解です!」
「うん!」
クレナちゃんの出してくれた意見にみんなが同意した。
「(トラゴ!)」
心の中で、精霊の名前を呼ぶ。
『(だから我をその名で呼ぶなと……)』
「(屋上をお願い! 多分そこで闇のゲームが始まってるから!)」
『(……また例の直感か?)』
この世界に来てから、私の直感は何故かよく当たるようになっていた。理由はよくわからないけど、そのおかげで昨日蓮くん達の召喚される地点がわかったんだ。
『(まったく、貴様の直感が外れたことはないだろう)』
「(うん、でも間違えたら終わりなの! お願い、そこにいる転生者が危ないから急いで!)」
『(……了解した!)』
……デッキから《トラゴエディア》の気配が消えた。これで少しは時間が稼げるといいけど……。
「合流は任意、最悪アイシアの家で集合! それじゃ、解散! 2人とも、上の階は頼んだわよ!」
「うん!」
お願い……無事でいて、蓮くん!
to be continued...
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