機動戦艦ナデシコ
1395話
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と思うけど、あくまでも一定ってところになると思う」
そもそも今の時点で降伏してきたとしても、そのまま無罪放免という訳にはいかない。
賊軍として活動していた期間、更にはそれ以前の間にも何か罪があったのかどうかといった事も調べられる筈だ。
そう考えれば、少しでも後ろ暗いところがある人物は降伏を選ぶ事が出来ないだろうし、後ろ暗いところがない人物にしても元賊軍というレッテルを張られる事になるのは間違いないだろう。
そうなってしまえば、これから先の人生で常に後ろ指をさされて生きていく事になる。
それを許容出来る奴がどれくらいいるのか。
それよりは、一か八かで自分達が勝者になる事を選択する者の方が多いだろう。
あるいは、賊軍を脱走しつつも討伐軍には降伏せず行方を眩ませる……といった手段もある。
まぁ、高度に情報化されたナデシコ世界だ。
もし逃げ出したとしても、賊軍の方には情報が残っている。
何らかの手段で賊軍の情報を消したとしても、それ以前……賊軍になるよりも前の情報を消すのは難しいだろうし、その辺りが成功したとしてもこれからは人目を避けて暮らして行く必要がある。
……それに耐えられるのであれば、もしかしたら何とかなるかもしれないが……それに耐えられる者がどれだけいる事やら。
これからの面倒事を考えながら、アカツキと話しつつ廊下を歩くのだった。
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