第22話
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要請でも入ったか?」
「えっと、それが……マインツのビクセン町長を覚えてらっしゃいますか?」
「ああ、もちろん。……ひょっとして鉱山町で何かあったのか?」
「ええ、それが鉱山に魔獣が現れたらしくって……あ、といっても、町から少し離れた場所にある旧鉱山らしいんですけど。」
「……?そんな場所なら魔獣が現れてもおかしくないと思うけど……」
「はい、鉱員の方達が被害に遭ったわけじゃなさそうです。ただ内部が、どうもおかしな事になっちゃっているみたいで……念のため調べてもらえないかということでした。」
「おかしな事……ちょっと要領を得ないな。―――判った。市内の緊急要請は片付けたし、これからマインツに向かうよ。」
「はい、お願いしますー。あ、ついでにお伝えしますが先程マインツ山道方面に手配魔獣の指定が出ました。余裕があったら対応してみてください。」
「そうか、了解だ。」
「それと、クロスベル市と違って山道方面は晴れているみたいです。せっかくだから導力車で行ってみたらどうですか〜?」
「そうなのか、わかった。ありがとう、フラン。何かあったらまた連絡してくれ。」
「はい、それでは失礼しますー。」
そしてロイドはフランとの通信を終えた。
「フランからみたいですね。」
「マインツ方面で何かあったみたいだけど?」
「ああ、旧鉱山という所で妙なことが起きたらしい。市内の支援要請も片付けたし、準備ができたら行ってみよう。あ、山道方面は晴れているそうだから車で行ってもいいかもしれないな。」
「了解、リーダー。」
「わかった。」
ロイドの話にワジとリィンが頷いたその時、エニグマが2重に鳴りはじめ
「おっと、今度は俺か……」
「私もですね……」
エニグマの音を聞いたヴァイスとアルはそれぞれ通信をし
「…………こちら、クロスベル局長、ヴァイスハイト・ツェリンダー………………ああ……ああ……わかった………すぐ行く…………だから必ずすぐ行くから、一々念を押す必要はない。それじゃあ切るぞ。」
「……はい。アル・ノウゲートです。……………………ええ……ええ……わかりました。……それではすぐに行きます。」
それぞれの通信相手と通信を終えた。
「お二人とも、もしかしてこれから何か用事ですか?」
2人の様子を見たエリィは尋ね
「ああ。一課の課長が至急報告したい事があるから警察本部に戻って来てくれだと。」
「私の方は二課のドノバンから相談したい案件がいくつかあるから相談にのって欲しいとの事です。……それとできればルファディエルの助力も得たいそうです。」
「ルファ姉の?……わかった。―――ルファ姉、ルファ姉はドノバン警部を手伝ってくれな
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