第22話
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ッドリー……ヘヴン!!」
「ガハッ!?馬鹿な……ありえねえ…………!」
止めに自分自身に闘気を纏わせ強烈な蹴りを放ってヴァルドを地面に叩きつけ、ヴァルドを地面に跪かせた!
「たあっ!!」
そしてワジは地面に跪いたヴァルドに再び詰め寄りクラフト―――スカイアッパーを放って追撃した!
「カハッ……!……ググ……てめぇ……まさか今まで……ずっと……手を抜いて……?」
ワジの追撃を受けて再び空中に浮きあがって地面に叩きつけられたヴァルドは悔しそうな表情でワジを睨み
「……ランディじゃないけど今のはちょっとした反則技さ。でも、今日の君には手加減抜きで行かせてもらった。これが……僕が見せられる最後の誠意さ。」
睨まれたワジは静かな表情で答えた後真剣な表情でヴァルドを見つめた。
「ぎいッ…………ワジ…………てめえっ………………」
一方ヴァルドは歯軋りをしてワジを睨み
「さよなら、ヴァルド。この2年……けっこう楽しかったよ。」
睨まれたワジはヴァルドに背を向け静かな表情で言った後去って行き、ロイド達もワジを追ってヴァルドから去って行った。
「ふざけろ……絶対に認めねぇぞ……!てめぇ一人抜けるなんて……認めてたまるかよおおおっ!!」
ロイド達から去り、一人取り残されたヴァルドは怒りの表情で身体を震わせながら呟き
「ワジイイイイイイイイッつ!!!」
空に向かって大声で叫んだ!
〜東通り〜
旧市街を抜け、東通りへ行く橋の途中でワジは立ち止まって黙り込んでいた。
「ワジ……」
「ワジ君、その……」
ワジの様子を見たロイドとノエルは言い辛そうな表情でワジに声をかけ
「……ハハ。みっともない所を見せたね。ちょっと僕らしくもなく熱くなっちゃったかな?」
声をかけられたワジは振り向いて一瞬寂しげな笑みを浮かべた後いつものような静かな笑みを浮かべて言った。
「いや……何ていうか男なんてそんなもんだろ。」
「俺もロイドと同じ意見だよ。」
「男の子の気持ちはちょっとわからないけど……あなたが彼に、誠意をもって向き合ったのはわかったわ。」
「うんうん……!いつかきっと彼にもわかってもらえると思うよ!」
「フフ……そうだといいけどね。―――時間を取らせた。とにかく別の場所に行こう。」
そしてロイド達が支援課のビルに向かう為に東通りを抜け、中央広場に到着したその時、ロイドのエニグマが鳴りはじめ、ロイドは通信を始めた。
〜中央広場〜
「はい、特務支援課、ロイド・バニングスです。」
「どうも、ロイドさん〜!雨の中ご苦労さまですー。」
「ああ、フランか。どうしたんだ?緊急
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