第21話
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ょっと不自然だけどね。そのあたりも含めて課長さんに報告しておけば?」
「ああ、そうしよう。(猟兵関係なら、ランディが何か知っていそうだけど…………って、そうだ。)……ちなみに局長とアル警視には心当たりはありませんか?」
ワジに言われたロイドは頷いて考え込んだ後ある事に気付いてヴァイスとアルに尋ね
「ん?何で俺とアルに聞くんだ?」
「何でも局長達はクロスベルに来る前は各地を周って猟兵団の拠点を潰しまくったとミシェルさんから聞きましたので。」
「ああ、その話か…………そうは言っても俺達には心当たりはないぞ?」
「ええ。襲撃した猟兵団の猟兵全員は殺害しましたから私達が相手した猟兵が生きている事はありえないと思いますよ?毎回、襲撃をする時1人も逃がさず殺す作戦を実行していましたから。」
「そ、そうですか……」
「ろ、6人で猟兵団を殲滅ですか……」
「ハハ、たった6人で猟兵団を襲撃したあげく全員殺害だなんて中々凄いじゃないか。」
「感心すべき事じゃないでしょう?猟兵とはいえ、人を殺しているんだから…………局長。フランはその事、知っているのですか……?」
ヴァイスとアルの話を聞いたロイドは冷や汗をかいて戸惑いながら頷き、リィンは驚き、ワジは笑顔で言い、ノエルは溜息を吐いた後複雑そうな表情でヴァイスを見つめて尋ね
「知っているっていうと、どれの事だ?」
「その……局長が猟兵を殺害した事とかです……」
「ああ、知っているぞ。最初は驚いていたが……それでも俺の事を愛しているとフラン自身が言ってくれたぞ?何なら後で本人に確認してみるといい。」
「……そうですか………………」
ヴァイスの答えを聞いて複雑そうな表情になっていた。
(その……エルファティシアさんは今の話を聞いて、何とも思わないのですか?局長達が人を殺した経験がある事に……)
一方エリィは小声でエルファティシアに尋ね
(別に?……それと忘れていない?私もヴァイスハイト達と共に戦争に参加して戦った事があるのだから、数えきれないほどの兵士達を自分の魔術で殺害しているわよ。)
(…………………………)
真剣な表情で言ったエルファティシアの話を聞いて黙り込んだ。そしてロイド達は一端支援課に戻る為に旧市街を出ようとしたが、ある人物がロイド達を呼び止めた…………
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