第20話
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ォン!」
「またね〜、ティオ!」
「ええ、それではまた。おやすみなさい。」
ノエル達に声をかけられたティオは静かな笑みを浮かべた後、通信を止め、ティオの画像は消えた。
「消えちゃった……」
「ああ……」
「……何だか顔を見たらますます会いたくなったわね。」
「フフ、青春だねぇ。」
「ふふっ、支援課って本当に仲がいいんですね。」
「はは、最初は縁もゆかりもない関係だったんだけどね。そうだ、課長。遅くなってすみませんでした。」
「ま、いいだろ。今日の報告については後で聞かせてもらうとして……晩飯はどうなってるんだ?」
「そ、そうだ、忘れてた!」
「そういえば、このメンバーでまだ当番は決めてなかったわね……」
セルゲイに言われたロイドは声を上げ、エリィは考え込み
「そっか、特務支援課って食事が当番制なんですよね。」
「食事も自分達の手で作るのか……フウ、軍人として生活していて助かったな……おかげで料理もある程度ならできるし。(手料理か…………エリゼの手料理が少し恋しいな……)」
「なんだ、そうなのか。……ふむ。ちょっとメンドクサイねぇ。」
ある事に気付いたノエルは呟き、リィンは驚いた後安堵の溜息を吐いた後静かな笑み浮かべ、それを聞いたワジは溜息を吐いた。
「ワジも支援課に入ったからにはちゃんと分担してもらうからな。苦手だったら教えるからさ。」
「それは嬉しいけど、僕、そこそこ料理は出来るよ。面倒だからアッバスあたりに作ってもらう事が多かったけど。」
「ええい、だったら文句を言うんじゃない!……って、そう言えば局長とアル警視はどうしますか……?お二人は忙しい時もあるでしょうし、無理にする必要はありませんが……」
笑顔で言ったワジの言葉を聞いたロイドはワジを睨んだ後ある事に気づいてヴァイスとアルを見つめ
「大丈夫だ。局長とはいえ俺も支援課の一員。当然、食事当番に入れてもらって構わない。勿論、アルもな。…………ちなみに俺の料理は絶品だぞ?」
見つめられたヴァイスは静かな笑みを浮かべて答えた。
「そうね♪特にヴァイスハイトが作るお菓子は宮廷料理人クラスよ♪」
「い、意外な特技をお持ちなんですね……」
そしてエルファティシアの言葉を聞いたエリィは驚きの表情でヴァイスを見つめ
「リセルが夢中になった理由も生まれ変わってヴァイスの料理を味わってようやくわかりました…………私もヴァイス程ではないですが料理はできますので、遠慮なく食事当番に入れて下さい。」
「フフ、アルの手料理を食べられる日が来るなんて…………その日が来るのがとっても楽しみね♪」
アルが呟いた言葉を聞いたエルファティシアは嬉しそう表情を
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