第20話
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支援課に所属するなんて…………やっぱり類は友を呼ぶと言うんですかね?やっている事があのオリヴァルト皇子と大して変わらないですよ?」
説明を聞いたティオは呆れた後ジト目になって言い
「まあ、それは否定しない。オリビエと俺は境遇や性格、考えも結構似ているからな。」
ヴァイスは静かな笑みを浮かべて言い
(い、一体どんな方なんだ、オリヴァルト皇子って……?)
(局長と同じって……とてもあのエレボニアの皇子とは思えないわよね……お姉様の結婚式で見かけた事はあるけど、皇族らしい態度で様々な貴族の方と会話していたから、とてもそうには思えないけど……)
2人の会話を聞いていたロイドとエリィは戸惑っていた。
「……まあいいです。そっちに戻ったら、同じ支援課のメンバーとしてよろしくお願いします。」
「ああ。」
そしてティオと会話を終えたヴァイスは端末から離れ、再びロイドが端末の正面に立った。
「そういう訳だから当面は何とかこのメンツでやっていくよ。だけどティオ……早く戻ってきてくれよな!」
「ええ、ティオちゃんがいないと本当の支援課じゃないものね。」
「うんうん!」
「クス……では早めに戻れるようわたしの方も頑張ってみます。本当はヨナも、この通信に呼ぼうと思ったんですけど……徹夜続きだったみたいでコールしても起きてこなくて。」
「そうか……あいつも頑張ってるみたいだな。まあ、財団に与えた損害を取り戻しているらしいからなぁ。」
「あんまり無理をしないように気を配ってあげて。もちろんティオちゃんも無理はしないようにね?」
「はい、わかりました。」
エリィの言葉にティオが答えたその時何かの音が聞こえてきた。
「……すみません。そろそろ時間みたいです。無理を言って実験用の回線を使わせてもらっているので……」
「そっか……」
「もっと話していたいのに残念ね……」
「まあ、また機会はあるだろ。ティオ、そちらの予定が付いたらまた連絡してくれ。」
「了解しました。」
「……じゃあな、ティオ。戻ってきたら今度こそあの時の約束を守るから。」
「はい……楽しみにしています。」
ロイドの言葉を聞いたティオは笑顔になり
「ヤクソク〜?」
「何だか気になるけど……まあ、いいでしょう。ティオちゃん、また連絡してちょうだい。」
キーアは首を傾げ、エリィは顔に青筋を立てた後気を取り直して言った。
「元気でね!身体には気を付けて!」
「アディオス、よい夜を。」
「君と一緒に仕事を出来る日を楽しみに待っているよ。」
「フフ、待っているわよ。」
「おやすみなさい、ティオ。」
「またな、ティオ。」
「グルル……ウ
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