第20話
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を吐いた。
「これからは、遠出する時はこれらに頼る事になりそうだな。」
「ええ、耐久性も高そうですし、色々な場所に行けそうですね。」
「ふふ……おじさまと局長に感謝しないと。」
その後ロイド達が支援課のビルに戻ると既に戻っていたヴァイスやリィン達が見守っている中セルゲイが通信器で誰かと通信をしていた。
〜特務支援課〜
「ふむ、ふむ……そうだな。そろそろ戻ってくると―――」
通信相手にセルゲイが何かを言いかけたその時
「ウォン。」
ツァイトが吠えた。
「……おっと。ちょうど戻ってきやがった。」
「ただいま帰りました。」
するとロイド達が階段から降りてきた。
「かちょー、ただいまー。」
「あら、通信中ですか?」
「いや、もう問題ない。」
エリィに尋ねられたセルゲイは答えた後通信器を置き、端末に視線を向けて言った。
「そら、とっととそこの端末を起動してみろ。」
「え、はい……?」
「警察本部から連絡が入っているんですか?」
「起動すればわかる。ほら、新人どもとキーアもこっちに来い。それとついでに局長達もお願いします。」
「んー?」
「は、はい。」
「何かあるみたいだね。」
セルゲイの言葉にキーアは首を傾げながらロイド達と共に端末に近づき
「フッ……俺達を”ついで”扱いとはセルゲイも言うようになったな。」
「ええ、おかげさまで。貴方達の無茶苦茶さにこっちもある程度柔軟な対応で行かないとやってられませんので。」
静かな笑みを浮かべて言ったヴァイスの言葉を聞いたセルゲイは疲れた表情で溜息を吐き
「確かに柔軟な対応をしていかないとその内心労で倒れますね。」
「まあ、真面目にヴァイスと付き合っていたら絶対そうなるだろうしね〜。」
「ハハ……」
アルは納得した様子で頷き、エルファティシアは口元に笑みを浮かべ、リィンは苦笑しながら端末に近づいた。
「えっと……」
そしてロイドが端末の正面に立ったその時、端末の画面にティオの顔が写った。
「!!」
「ティオちゃん!」
「あー、ティオだぁ!」
「フッ、久しぶりだな。」
ティオの顔を見たロイドとエリィは驚き、キーアははしゃぎ、ヴァイスは静かな笑みを浮かべていた。
「……こんばんは。どうもお久しぶりです。」
「ティオ……!いったいどうして……ひょっとしてクロスベルに帰ってきているのか!?」
「……まだレマン自治州のエプスタイン財団の研究所にいます。予定よりも帰るのが少し遅くなりそうなので……わがままを言って回線を使わせてもらいました。」
「そっか……」
「ティオちゃん
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