第20話
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浮かべていた。
「んー、どうしたのー?」
2人の反応を見たキーアは可愛らしく首を傾げ
「キーア、聞いて驚け。何を隠そう、この車は俺達が乗って来たんだよ。」
「ホ、ホントー!?宝クジが当たったのー!?それともカブでもうけたとか!?もしくはキョクチョーがお金モチの女の人と仲良くなったとか!?」
ロイドの話を聞いて驚いて尋ねた。
「キーア……いつの間にそんな知識を。」
「まあ、クロスベルにいれば聞くことも多いでしょうし……ただ、局長の場合、冗談にならないかもしれないから怖いわね……」
キーアに尋ねられたロイドは冷や汗をかき、エリィは苦笑した後溜息を吐き
「ううっ……何でフランがあんなだらしない男性と……」
エリィの言葉を聞いたノエルは疲れた表情で溜息を吐いた。
「あ、あはは………………キーアちゃん、この車はお仕事用に支給されたものなの。だから正確には私達のものじゃないわ。」
ノエルの様子を苦笑しながら見つめていたエリィは気を取り直して説明した。
「へー、そうなんだー。でもいいカオしてる!すごくカッコイイね!」
「そ、そうか?」
「ふふ、キーアちゃん、わかってるみたいだね〜。さっそく乗ってみる?」
「うんっ、乗りたい―!」
ノエルに尋ねられたキーアは嬉しそう表情で頷いた。
「はは、大喜びだな。」
「ああ、せっかくだから別のルートで帰らないか?僕としては港湾区を通って東通りに抜けてみたいかな。」
「あら、いいかもしれないわね。」
「よし、そのコースで支援課に帰ろうか。ノエル、お願いできるか?」
「ええ、お安い御用です。」
「それじゃあ、レッツ・ゴー!」
その後車に乗り込んだロイド達は遠回りをして支援課に戻り、車を車庫に止めて車から降りた。
〜夜・西通り〜
「ふう……広い市内も車を使えばあっという間か。」
「フフ、なかなか悪くないね。」
「えへへー、楽しかったー!おんなじ街なのに違った感じにみえたー!」
「ふふっ、確かにそうね。まるで街明かりの中を泳いでいるみたいな気分だったわ。」
キーアの感想にエリィは頷いた。
「わあー、クルマがもう一台あるー!これも支援課のクルマなの?」
一方もう一台の車を見たキーアははしゃぎ
「ええ。局長のおかげで2台手に入れられたのよ。」
「わあー、キョクチョー、すごーい!やっぱりお金モチの女の人と仲良くなったのかなー?」
「え、えっと…………」
「あの人の場合だとそんな風に見られて当然なところが冗談になっていませんね……」
キーアがはしゃぎながら言った言葉を聞いたエリィは冷や汗をかき、ノエルは疲れた表情で溜息
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