第18話
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「クク……そうは言うが本心はそうして欲しいんだろ?……もしくは抱いて欲しいとか。」
「なっ…………!ふざけた事を言わないでよ!?」
ランディの傍に浮遊していたエルンストが口元に笑みを浮かべて自分を見つめて言った言葉を聞き、一瞬顔を真っ赤にした後すぐに気を取り直してエルンストを睨み
「ハハ、からかうのはそれぐらいにしておけ、エルンスト。後が怖いからな。」
「クク、何言ってんだい。本当は気付いているんだろ?ただの照れ隠しだって。」
「こ、このお調子者コンビが…………!ハア…………それにしても……見た事ない車だったわね。警察に導入されたヴェルヌ社あたりの新型かしら?」
ランディとエルンストの会話を聞いたミレイユは怒りの表情で身体を震わせた後溜息を吐き、気を取り直して言った。
「いや、ZCF製みたいだな。まさかあんな高そうな車が2台も支援課に支給されるとはなぁ。」
「ZCFって……導力車は作ってないはずだけど。それに、どうして貴方の課に支給されたなんてわかるわけ?」
ランディの言葉を聞いたミレイユは驚いた後ランディに尋ね
「いや、ロイドとお嬢が車内に座っていたし、もう一台の車にもエルファティシアちゃんが座っていたからさ。課長と新人たちも乗ってたし多分、ウチに支給されたんだろ。」
「良い目をしているじゃないか。さすがは”闘神の息子”ってか?」
「だから、その呼び方はやめろっつーの。」
ミレイユの質問に答えたランディの説明を聞いたエルンストは不敵な笑みを浮かべてランディを見つめ、エルンストの言葉を聞いたランディは疲れた表情で溜息を吐いた。
「よ、よくあんな遠くの車内まで確認できるわね……ZCF製っていうのも車体に書かれていたから?」
一方ミレイユは驚きの表情でランディを見つめた後尋ね
「ああ、ボディの脇にエンブレムが刻まれてたぜ。いや〜、こりゃあ帰るのが楽しみになってきたな!帰ったら新車はあるし、新人は増えているし、さらに綺麗所のエルファティシアちゃんやルファディエル姐さん、止めにセティちゃん達とも一緒に生活できるしな♪圧倒的に女性の比率が高い職場って最高だぜ♪」
尋ねられたランディは頷いた後嬉しそう表情をしたが
「クク、そうは言うけど支援課の女共のほとんどはロイドかあのヴァイスハイトとかいう男のモノじゃないか。」
「ガクッ!現実を突きつけるんじゃねえっての………それに肝心のロイドはお嬢と熱愛中だから、今のところはルファディエル姐さん達に手は出す暇はないだろう。だから、まだチャンスはある!……しかし声だけ俺と同じ癖にあのエルファティシアちゃんやフランちゃんどころか、典型的なツンデレ搭載済みのエルミナ大尉、そしてクールビューティーでありながらもどこか天
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