第17話
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Fとの付き合いもあるから納得ですけど……け、けどまさか局長までZCFと付き合いがあるなんて……」
セルゲイの話を聞いたロイドとエリィは驚き
「ああ。何でも局長はあのラッセル博士の孫娘と知り合いらしくてな。その縁を使ってラッセル博士に直接交渉してもう一台融通してもらったらしい。」
「ええっ!?」
「”導力革命の父”と呼ばれるあのラッセル博士の孫娘と局長が知り合いなのですか……!」
(ラッセル博士の孫娘というと…………”環”や”影の国”の事件に関わったティータ・ラッセルか。フフ、”影の国”の縁を活用しているねぇ。)
さらにヴァイスの予想外の知り合いを知ったロイドとエリィは驚き、ワジは静かな笑みを浮かべていた。
「は〜、さすがは天下のIBC総裁と色々と凄い局長ですね!」
「フフ、ここまで用意がいいと逆に警戒しちゃうけどねぇ。」
「まあ確かに………」
一方ノエルは嬉しそう表情をし、ワジは笑顔で言い、ワジの言葉を聞いたリィンは苦笑していた。
「クク、まあその分、働いて返せってことだろう。荷が重いんだったら辞退することもできるぞ?その場合、警察で採用されているヴェルヌ社の汎用車を回してやる。」
「いえ……ありがたく使わせてもらいます。2台とももう動かせるんですか?」
「整備と試運転は済んでいる。ほら、コイツがキーだ。」
ロイドに尋ねられたセルゲイは答えた後ロイドに番号が振られてある車両のキーを2つ渡した。
「……はは……何だかちょっと感慨深いな。」
「そうね…………一課の人達を羨ましがってたのが懐かしいわ。」
(2台か…………これなら今後の仕事でも2チームに分かれての車での移動が可能だから、移動や仕事が効率的にできるわね。)
キーを渡されたロイドは静かな笑みを浮かべ、エリィは頷き、ルファディエルは口元に笑みを浮かべていた。
「フフ、それじゃあ早速、ひとっつ走りしてみるかい?」
「ああ、せっかくだからこれでクロスベル市に戻ろう。ノエル、リィン、運転をお願いできるか?」
「ええ、お任せ下さい!」
「ああ、任せてくれ。」
ロイドに視線を向けられたノエルとリィンは頷いた。
「フッ、そんじゃあ俺も便乗させてもらうとするか。」
その後ロイド達は車両に乗り込み、ノエルが運転する車の後ろをエルファティシアを隣に乗せたリィンが運転して、ノエルが運転する車を付いて行った………………
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