第17話
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しかないからね。で、ヴェルヌ社の方が老舗でラインナップも豊富なの。小型車から中型車、バスまで手広く扱っているし。」
尋ねられたノエルは嬉しそう表情で説明した。
「ラインフォルト社が出しているのは運搬車やリムジンが多いのよね?」
「ええ、どちらかというと頑丈で高級なものが多いですね。導力列車や導力戦車の技術を転用したものが多いみたいですし。」
「うーん……いきなりで実感が無かったけどちょっとドキドキしてきたな。よし、見に行ってみよう。」
その後ロイド達は外に出て、2台の車の傍にいるセルゲイに近づいた。
「こ、これが…………」
「特務支援課に支給される導力車……」
「へえ……2台も支給されるなんてね。」
車を見たロイドとエリィは驚き、エルファティシアは意外そうな表情をした。
「へえ……2台とも悪くないデザインだね。」
「けど見た事ないタイプだな……」
2台の車を見たワジは口元に笑みを浮かべ、リィンは不思議そうな表情をし
「こ、これって…………ヴェルヌにもラインフォルトにも見えないデザインラインですけど……」
ノエルは真剣な表情で呟き
「クク………正解だ。そいつらの型番はXD−78。リベール製――――ZCF(ツァイス中央工房)の新型だ。」
「ええっ!?」
「ZCFが導力車を開発していたんですか!?」
セルゲイの話を聞いてロイドと共に驚いた。
「そんなに驚く事なのかい?」
「確かリベールが導力技術が一番優れているんでしょう?」
2人の様子を見たワジとエルファティシアは意外そうな表情をして尋ね
「ええ、リベールは国土が険しいこともあって導力車が普及していないの。その代わり、ZCFは世界最高の飛行船メーカーとして知られているんだけど……」
2人の疑問にエリィは答えた。
「そ、そのZCFが導力車を開発したなんて!スペックは!?最高時速はどのくらいですか!?」
一方ノエルは興奮した様子でセルゲイに尋ね
「どうどう、落ち着け。何でも飛行船用の新型エンジンの小型版が搭載されているらしい。最高時速にしたら1500セルジュは固いらしいぞ。」
尋ねられたセルゲイは苦笑しながら答えた。
「す、凄いです……!」
「鉄道以上の速さですか……」
セルゲイの説明を聞いたノエルとロイドは驚いた。
「でも、よくこんな車を2台も手配することが出来ましたね?まだ正式に発売されていない新型みたいですけど………」
「ああ、本当ならお前らに支給されるはずがない代物だ。こいつを融通してくれたのはディーター新市長とヴァイスハイト新局長でな。」
「ディーター市長と局長が!?」
「た、確かにおじさまならZC
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