暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP002《決戦の終わりと始まりと》
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が響き渡った。


―――― Turn.4 Battle Phase ――――

1st/Shion Yukikaze
◇LP/ 0 HAND/1
◇《BF−煌星のグラム》ATK/2200
◇《黒い旋風》continuous
◇set card/mo-0,ma-0

2nd/Saya Amakawa
◇LP/1350 HAND/1
◇《セイクリッド・トレミスM7》ATK/2700
◇《始祖の守護者ティラス》ATK/5600
◇《セイクリッドの星痕》continuous
◇《セイクリッドの星痕》continuous
◇set card/mo-0,ma-0

 Saya WIN


 ― ― ― ― ― ― ― ―


「じゃあ、教えてあげようか。闇のゲーム、その本質を」

 俺の目の前に再び現れた、命の恩人である黒髪の青年。悟ったような彼の言葉は、俺が知ろうともせず、しかし知るべきことを示すものだった。

「闇のゲームの……本質だと?」
「うん。たしか、この世界に本来は存在しないんだよね?」
「あ、ああ……」

 たしかに、"遊戯王CONNECT"……いや、既に"ELYSION"になってるな。この世界には闇のゲームなど存在しない。その存在は転生してから初めて知ったんだ。

「うん、じゃあ間違いないかな。闇のゲームのもとになってるのは、こっちの世界の遊戯王だ」
「「なっ……!?」」

 彼の発した言葉に、俺だけでなく夜神までもが過剰に反応した。
 "こっちの世界"……つまり、俺達のいた世界以外にも遊戯王があるってことか!?

「そして、今ので確信ができた」
「確信……?」
「夜神さん、あなたの慕ってた水咲凍夜は……俺のいた世界からの転生者だ」

 ……は?

「え、おま、それ……どういうことだ?」
「思い出したくなかったけどね、でもこれが真実だ。彼はこの世界の原作なんて知らない。原作介入以前に、彼は転生者を無差別に殺す……よりも酷いな。魂を闇に喰わせて壊す、"滅魂者(ソウルロスター)"だったんだよ」
「違います!」
「違わない。てか、黙ってて。まだ話の途中だよ」

 否定しようとする夜神を制止し、彼は語り始めた。

「水咲凍夜とは、中学のときに同じ学校だったんだ。肌が他の人よりも白くて、目付きが悪かったのはこっちでも同じだったけど」
「じゃあ、どうして凍夜先輩を……!」
「俺は……いや、俺達は彼に何度も殺されかけたんだよ。彼の恋人を殺したという、無実の罪を着せられてね」

 彼が語り始めたのは、水咲凍夜の過去……それも、俺の考えていた以上に非情なものだった。

「彼の恋人を殺したのは、確かに俺達のクラスにいたんだよ。だけど、それは事件とい
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ