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仮面ライダークロウ
第1話 咬傷
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だったらその力をよこせ!いい子ちゃん生活を強要されないのなら大歓迎だ!」
『よかろう!』

その言葉とともに腰にドラゴンのようなモンスターの横顔の形をしたベルトが現れた。
そして次に右手の中に真っ赤なプレートが現れる

『本能に従え…』
「やってやろうじゃねえかよォ!」

ドラゴンの口をこじ開け、中にプレートをブチ込む

「変身!」

その掛け声とともに口を閉じると全身が炎に包まれ…一瞬で変身が完了した。

「オラァッ!」
一気に怪物の元へと駆け込みパンチを食らわせる
「何だお前は!邪魔をするな!」
怪物が立ち上がりこちらを睨みつける
「…??その禍々しい力…どうやらお前を先に始末せねばならないようだ」
「なぁんだ、見た目の割にちゃんと話せるのね。すぐ近くに喫茶店あるからそこでお茶でも飲みながら平和的に解決できない?」
「ふざけたことを言ってるんじゃない!」
怪物の拳が迫る。ギリギリのところでなんとか避けて今度はキックをお見舞いした。
「ンヌゥ…中々やるじゃないか…」
「お褒めの言葉どーも。この仕事今日が初めてなんだ。いい筋してるでしょ?」
「あぁ…だがこの場で死んだらそれ以上は望めないな!」
トカゲのような怪物の口から火炎弾が放たれる。予想外の攻撃に今度は避けられなかった。
「アッツゥ!おま、ずるいだろうがよ!」
その場にあった椅子を投げつけ、再び距離を詰める。
「オラオラオラオラオラオラァッ!」
一番気合の入りそうな声を出しながら相手へラッシュを叩き込む。
「これで終わらせる!」
ベルトの反対側、ドラゴンの首のあたりのレバーを捻る。ドラゴンの目が真っ赤に光り、足にパワーが充填されていくのがわかる。
「ハァァァァァァッ!」
上空へ飛び上がり相手に向かってキックを放つ。足をドラゴンの顔型のエネルギーが包み込む。
「馬鹿な!これほどの力…ありえん!」
怪物はまた火炎弾を発射するが全て打ち消される
「ぶっ飛びな!」
「WRYYYYYYYYYYYY!!」
キックをヒットさせ綺麗に着地する。その後ろで怪物が叫び声をあげながら爆発した。

「…ふう」
見ると、怪物がいた辺りに光の球のようなものがあった。
「これは…?」
するとベルトの目の部分からから黒いドラゴンのようなものが現れその光の球を喰らい、またベルトの中へと戻っていった。
「今のは…?まだまだ把握できてねえな…」
ベルトからプレートを抜き出し、変身解除する。
最初から最後まで、既に体が覚えているかのようにスムーズに戦うことができた。
だが…今野は結局なんなんだ?それを聞かずに倒したことに少し後悔する。

「…ま、いいか。こういうのは一匹いたら百匹いると思えってよく言うしな」
振り返ると、心配そうな顔をしながら
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