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IS アンリミテッド・ストラトス
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のように大きく息をついてついに食事を摂り始める。

「手が進んでないけど・・・今日はあの日かい?」

「バカにしないでもらえませんか?これでも私は代表候補生、貴方の安い挑発に乗るとお思いで?」

 ほう、と感心したような表情をして、洸陽はようやく諦めた。

 そして、今まで被っていた道化の皮を外す、そもそも咄嗟に作ったキャラ作りはやはり疲れるもので明日から普通にしよう、と思う洸陽であった。

「さて、ハンデの話だけど」

 ここでピクリとセシリアの体が反応した。

 先程と打って変わり洸陽も臨戦態勢に入り二人の間は異様な空気に包まれる。それに伴って食堂全体もピンと緊張感が張り詰めた。

「言い出したのは私ですわ、吐いた唾は飲めないと言うことわざの通り先程した宣言も取り消すつもりはありませんわ。」

「じゃあ、死闘でもかい?」

 洸陽が初めて放った殺気、今までの威圧感とは比べ物にならない筈なのにセシリアは恐怖を押し殺し、まっすぐ洸陽の目を見つめる。

─腹をくくったか、いい目ださっきまであんなに怯えていたのが嘘のようだ、流石は代表候補生♪

 子猫が猛獣へ成った瞬間だった。

「ハンデはいらない」

 セシリアは答えない。

「その上で君を完璧に叩き潰す。」

「望むところですわ。」

 満足したように洸陽はほほ笑んで席を立つ。

 ごちそうさまと言ってセシリアの視界に入るギリギリのところでふと立ち止まった。


「Don’t let me down俺をがっかりさせるなよ」

「Of courseもちろんですわ」

 最後に何故あえて英語で言ったのかは洸陽しか知らない。
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