プロローグ
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めた相手が、ハイハイ
いつもの下りを終えて、箒は思い出に浸りながら問いかけた。
「なぁ、先輩。初めて会ったときのことを覚えているか?」
「あぁ、もちろん。いきなり突っかかってき上がって…ビックリしたさ。」
「すまない、けれどビックリしたのは私だって同じだぞ。まさかあんなに怖い思いをするとは思わなかった。」
「ま、生憎俺は時代と違って男女平等だからな。」
「…先輩はもう少し女性に対して思いやりを持たないと、こんな時代なのだから。」
「こんな態度が取れるのってお前だけなんだぜ?」
若干頬を赤らめた妹分は、複雑な表情をしていた。
「さて、寮の門限はもう少ししかないけど・・・送ってやろうか?」
「…お願いします。」
寮まで送ると言ってもほとんどの目と鼻の先、最後の時間を噛み締めるように、歩調は二人とも遅かった。
「先輩、本当にありがとう。こんなこと言っては失礼かもしれないが、私にまともな兄ができたと思い本当に嬉しかった。」
「奇遇だな、俺も同じような奴がいてほっとしたよ。本当の妹みたいに思っていた。」
「何故だか知らないが、先輩とはまた近いうちに会う気がしてならないのだ。」
「お前の感は当たるからなぁ、でも今回は流石にな」
少し間が空いて、箒が微笑んで、最後はそれだけで充分だった。
「先輩にはまだまだお世話になると思う。だから、その…きちんとメールには返事をしてくれ。」
「あぁ次こそはテッペン獲れよ。」
「ん、もうここらで大丈夫だ、ではまた明日。」
「おう、お休み。」
軽く手を降って、踵を返しもと来た道を戻ろうとしたとき、
「大好きです、お兄ちゃん」
後ろを向くと、箒が一本とったりとばかりに右手を上から下に降り下ろすジェスチャーをする。。
…これがツンデレか。
背後から照らす光のせいで表情は見えなかったが、声は僅かに震えていた気がした。
そして、約1年後…
織斑 一夏という少年が誤ってIS学園の試験会場に入り、偶然、受験者用のISを男性でありながら起動させてしまう。
そして、男性でありながら特例的にIS学園へ入学させらことになり、全国的に男性のIS適正のチェックが小学生から大学生までは強制的に行われた。
それでも、自分が適正あるとか思わないよね。
現在高校1年生の俺はめでたく国家権力によって実質的な留年が決定した。
5
「と、まあそんなことはおいといて。
本物の一人目であり、ほうきちゃんのお願いもである君に選択肢を与えよう。
いや〜束さんってホント寛大!
1.このまま政府のお世話になる。
2.束さんに身を預ける。
さ
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