暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
PROLOGUE EDITION Volume.1
PE01-JP006《ようこそ、幻想の物語へ。》
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。あってたまるかよ。

「……あれ? じゃあ、なんでアイシアは効かなかったのよ?」
「あ、そういえばそうだね」

 まさかの無自覚。なんとなく予想はしてたけど。

「それはアイシア様の転生方法が極めて異質なものだったからだと思います」
「「「「異質?」」」」

 クレナの答に私達の声が重なった。

「はい。いわゆる憑依転生だったというのもありますが、一番の要因は原作において死ぬはずだった人間に憑依してしまったからでしょう。"CONNECT"においてアルバート=エリュシオン教授が蘇らせようとしていた一人娘、それが原作のアイシア=エリュシオンです。もっとも、原作では桜井遊人らの説得によって失敗に終わっていますが」
「……そういえば、起きた場所がガラスの中だったっけ」
「え、何それは……?」

 アイシアの放つ、衝撃の告白(カミングアウト)。……どうせ遊戯王ならよくあることだと、私は考えるのをあきらめた。

「話を戻しますね。その転生者……狩りの方も含めてですが、その殆どが転生の際に現実離れしたものが提供されています。物語の鍵となるものを含めた全てのカードだとか、一生を遊んで暮らせるほどの大金だとか……」

 うん、転生ものの二次小説にはよくありすぎる設定よね。

「それと、カードの精霊だったりとか……たまに、それに付随した超能力だったりですね」

 うわ、あるある過ぎる……。

「転生者狩りには特に顕著です。嘘を見抜く能力や、相手の能力を無効にする能力だとか……夜神桜が前者の、水咲凍夜が後者の能力を持っていましたね」

 ……何よ、その「ぼくのかんがえたさいきょうののうりょく」みたいなの。

「……一度そいつら相手に"メアリー・スー"テストやってみたいわ」
「ああ、それわかります」

 あいつら、何点とれるのかしらね。

「リリカルなのはの管理局アンチだとか、ゼロ魔の貴族アンチとか……」
「ISの一夏アンチとかも顕著よね。あの公式鈍感を一目惚れさせるオリヒロインとか、同じ境遇のはずなのに一夏を一方的に無視する男オリ主とか」
「当の書いてる本人はそれでかっこいいとか思い込んでるから酷いですよ。あれ絶対作者の自己投影ですよね」
「貴様は歪んでいるっ!」
「それね。こんな作品書く奴が原作好きなわけないだろっての」
「嫌なら見るなは免罪符じゃない。こんなものを俺達に読ませるな。自覚してるならチラシの裏に―――」


「……あの、話を戻してもよろしいでしょうか?」
「「「あ、ごめん」」」

 ついつい話がヒートアップしちゃった。……アイシアの目が点になってるような気がした。二次小説のサイトを回ってると、どうしてもね……。

「あと、何故かはわかりませんが……誰もが皆アカデミア
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