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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
PROLOGUE EDITION Volume.1
PE01-JP006《ようこそ、幻想の物語へ。》
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らないと言っていい。相手を勝たせないデュエルを前者はするのだから。

「……よくわかりませんが、これで最後ですね。バトルフェイズ、《イビリチュア・ソウルオーガ》でダイレクトアタック!」

 ……まったく。

海王水嶺弾(フラッドメイル・シュトレイム)!!」


 これだから、遊戯王はやめられないんだ。


 Ren LP/2200−2800= 0


―――― Turn.9 Battle Phase ――――

1st/Yumina Orihime
◇LP/ 100 HAND/0
◇《イビリチュア・ソウルオーガ》ATK/2800
◇set card/mo-0,ma-0

2nd/Ren Kazami
◇LP/ 0 HAND/0
◇set card/mo-0,ma-0

 Yumina WIN

 ― ― ― ― ― ― ― ―


「あー、やっぱり悔しいな……」
「私のセリフですよ! なんですかこの結末は!?」
「……え?」

 そう言われ、ゆみなが指差した方向を見ると……。

「あなた達がデュエルをしているとき、実は私とクレナで晩御飯を作っていたのよ! きりっ☆」
「「"(キリッ"じゃない!」」
「蓮とアイシアがゆみなを足止めして、その間に私とクレナで晩御飯を作る……完璧な作戦でしょ?」
「いや、俺聞いてないんだけど」
「だろうね。教えてないもん」
「確信犯!?」

 うん、我ながら完璧な作戦だったわ。

「あはは……。ごめんね、ゆみなちゃん」
「アイシアさん……」
「でも、質問は本気だったんだよ? 私の知らない戦い方だったから」

 あれ、そうだったの? 転生者だから、てっきりわざと質問してたんだと思ってた。

「……さて、と」

 切りがいいところで、私は話を切り出すことにした。


「説明してもらいましょうか。この世界、"遊戯王ELYSION"について……」
「……了解致しました、天河様」

 私の問いに応えたのは、私達をこの世界に連れてきた少女。しかし、先程のような年相応の面影は消え、代わりに機械的な表情が浮かんでいた。


「その前に、まずは私の自己紹介を。私の名は Clenna=Ratatoskr=Hydranger 。DEMによって遣わされた精霊(スクリプト)で、この世界では主をアイシア=エリュシオンとしています」

 さっそく手を挙げる私。

「はい質問。"でぃーいーえむ"って何?」
「干渉機構型次元矯正概念 "Deus_Ex_Machina" のことですね。詳しいことは秘匿情報なので説明できませんが、簡単に言ってしまえば神様の上位互換です」

 機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)
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