即答
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らにその下にはシリルと同い年の人や私と同い年の人もいる。歳上の人や同い年の人に何かを教えるなんて・・・
「私、大丈夫かな?」
シェリアはちょうど今年卒業した学年と同じ年齢だから大丈夫だと思うけど、私なんかが話していいのかな?すごく不安です。
そんな不安に刈られていると、目の前に座る白髪の老人がその不安を取り除こうとしてくれます。
「何も心配することはない。シェリアは魔法学校では知らぬものはいないし、ウェンディさんもみんなの憧れなんじゃ」
「そ・・・そうなんですか?」
信じられないといった感じで改めて聞いてみると、彼は自信満々に大きくうなずきます。
「大魔闘演武でシェリアと引き分けた試合は皆大興奮じゃった。何度もビデオ魔水晶で見ている子もいてのぅ。二人が講演をしてくれると聞いた時、真っ先に第9年生が一緒にやってほしいといいに来たくらいじゃよ」
それを聞いて、以前カナさんと教会に行った時のことを思い出しました。同世代の憧れだって言われてすごく嬉しかった。もし本当にそうなら、私もしっかりしないといけませんよね!!
「ま、あの学年にはレオンがいたしな。成績がパッとしなかった彼が失踪中にあそこまで強くなったのが刺激になって、皆魔法学校始まって以来の優秀な学年になっておるよ。
それにシリルくんやウェンディさんのような年下の魔導士があそこまで戦っている姿も、頑張る要因になっているな」
そう言われると、本当に嬉しい。私はナツさんやエルザさんたちに刺激をもらってもっと強く、守られるんじゃなくて守れるようにと頑張ってきたから、他の人にも彼らのように成長するための勇気を与えられたと思うと、私自身成長できたような気がします。
「本当はレオンとシリルくんにも来てほしかったんだがな」
「レオンが絶対イヤっていうから置いてきちゃったよ」
刺激になっている四人全員が来て話をしてくれたら、みんなはさらに努力しようと思えるはず。そう考えると二人が来れなかったのはもったいなかったかなぁ。
「今から呼んでみたらいいんじゃない?」
「通信用魔水晶でさ〜」
すると、シャルルとセシリーがそう提案します。今の話を聞けば、レオンも来たくなるかもしれない。そう考えた私たちは、学校の通信用魔水晶を借りてギルドへと連絡を入れました。
シリルside
「高い高い!!」
ビュッと音を立てて手に持ってた赤ちゃんを空中に投げ飛ばすレオン。その高さは、軽く20メートルを越えている。
「ちょっ!?」
「た・・・高すぎ!!」
今日俺とレオンは赤ちゃんのお守りの依頼を受けている。なんでもこ
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