Chapter U:Xenogenesis
第07話:abnormality
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荷物にしかならねえ。」
「またアンタは...」
「レフィーヤ。大丈夫か。」
「はい、リヴェリア様。私も残ります。」
既に目の前に見えている芋虫型モンスターの数は100を超えている。
そして彼らの後ろには撤退している仲間たちがいる。
「総員戦闘開始ッ!!」
フィンの号令と共に、アイズを筆頭に皆がモンスターへ向けて駆けだし、その場でリヴェリアとレフィーヤが詠唱を開始した。
第二次『怪物の宴』、開幕。
???
「ははッ、なかなか面白ェ事になってやがる」
「ちょっとベイ、一人で突っ走っちゃダメだからね。」
「わぁってるよ。ハイドリヒ卿の指示に従うっつーの。」
「ハイドリヒ卿、どうしましょうか。」
ダンジョン第50階層の端にある小高い丘の上で、ラインハルト、ベイ、ルサルカ、リザの四人は【ロキ・ファミリア】の奮闘を観戦していた。
実を言うと最初の『怪物の宴』の時には既にいたのだが、【ロキ・ファミリア】の実力を見る為に観察に徹していたのだ。
指示を仰ぐリザに対し、ラインハルトは暫し熟考する。
今後のダンジョン攻略において【ロキ・ファミリア】の第一級冒険者の戦力は非常に魅力的。ここで失うには惜しい。これは確実だ。だが、今表舞台に出ていない自分たちが彼らの目の前に姿を見せる程、機が熟してはいないのだ。
「…リザよ。カインを投入せよ。」
「良いのですか?そろそろ替えの時期ですが...」
「構わん。どうせならこのタイミングで使い潰せ。」
「分かりました。」
「ベイ。【ロキ・ファミリア】の視界に入ら無い範囲でなら遊んできて構わん。」
「ハハッ、了解でさぁ。」
「ただし、『創造』の使用は禁止だ。」
暗に『創造』を使わなくても勝てるだろう、と意味を込めた言葉を正しく受け取ったのか、ベイは意気揚々と50階層の【ロキ・ファミリア】が戦っている反対側へと駆けて行った。
「ハイドリヒ卿。カインの投入場所は。」
「【ロキ・ファミリア】の近くで構わん。ただし当てるなよ?」
「了解。それでは、カインを投入します。」
そして、リザが詠唱を開始する。
Da? sich die Himmel regen Und Geist und K?rper sich bewegen
Gott selbst hat sich zu euch geneiget Und ruft durch Boten ohne Zahl
|Auf, kommt zu meinem Liebesmahl――《
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