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ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第62話今度こそ!!
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《浮游城アインクラッド》ーーーその城は妖精たちの冒険の地、遊び場となって復活した。

「いいかお前ら。これからオレたちはもう一度あの鉄の城に足を踏み入れ、今度こそ完全に征服する」

アインクラッドに目を奪われていた四人の後ろから、彼らが最も信頼する少年の声が聞こえた。後ろを振り返ればーーー確かにいた。
紫色の少し長い無造作ヘアー、竜を模した剣や鎧、紫色の羽を携えた闇の妖精族、インプの少年ーーー

「みんな・・・オレに力を貸してくれ!!!」

『もちろん!!!』

ライリュウ。かつてあの城を破壊し、6000人の人間を解放した元隻腕の剣士ーーー英雄(ヒーロー)である。

(あの時、怒りを込めた叫びが・・・)

少年はあの城の最初の夜を思い出す。あの時の言葉がーーー

『待ってろよ、茅場晶彦・・・ゼッテェ全クリしてやんよ!!』

彼を戦いに駆り立てたーーー

(今では胸を張って叫べるぜ・・・)

彼は息を大きく吸い込み、両腕を空高くに突き出す。

「待ってろよ、茅場晶彦・・・





















今度こそ!!ゼッテェ全クリしてやんよ!!!」

ライリュウのその叫びを筆頭に、妖精たちは空を駆け出した。
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