暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第62話今度こそ!!
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
イクを手に持ちーーー

【えぇー、それではみなさん、ご唱和ください。せーのっ!!】

『キリト!ライリュウ!SAOクリア、おめでとー!!』

そのかけ声とともにパーティグッズのクラッカーから放たれた紙吹雪を浴びて、オレたちは呆気に取られながら片手にジュースを持たされた。

「カンパーイ!!」

『カンパーイ!!』

『か・・・乾杯・・・』

何でだろう。この光景に既視感(デジャブ)を感じるーーー




******




オレはあの後、何故か女子たちに誘われて質問責めにされていた。ヨルコさんや、シンカーさんと入籍したユリエールさんには《オーバーロード》の事だったり、明日奈さんには茅場との最終決戦で使用した《ドラゴンビート・巨人の信念(ギガントエディション)》のイレギュラーな性能の事だったり。
実を言うと、《ドラゴンビート》の事は龍星がデータを解析した事で解明された。どうやら《ドラゴンビート》に、その前に愛用していた《ドラゴンスレイヤー》に使っていた鉱石、《破滅の龍角》は特殊な鉱石だったらしい。どうやら強固なプロテクトが施されていたらしく、例え武器が破壊されても消滅しないように設定されていた。そして《破滅の龍角》の最大の力ーーーそれは《破滅の龍角》で造られた武器に違う種類の武器を強化素材として使用すると、その武器の能力・ソードスキルを発動することが出来るという事。つまりオレはずっとチート武器を使用していたという事になるが、恐らくこれは茅場が《二刀流》以外に自分を倒す力を手に入れるために造った鉱石なのかもしれない。
オレはなんとかオレを質問責めにしていた女子たちから逃げてーーー店の隅に座っている直葉ちゃんの隣に座る。

「直葉ちゃん、楽しめてる?」

「は、はい。楽しいですよ。みんな、気の良い人たちばっかりだし・・・」

「そっか・・・」

なんとなく、距離を置いてる気がしてたんだよな。今もそれを感じてるけどーーー今まで話した事のない従兄と一緒だからか?それ実際オレの事だけどーーー

「・・・ライトくんたちも、SAOにいたんですよね」

「・・・ああ。極めてイレギュラーな出来事らしいけど」

翼たちが現実世界に突然帰還したのって、確か龍星が作った回路だって言ってたよな。そういえばあの夕空の上で、茅場はこう言ってたっけーーー

『例外はあったようだがな』

もしかしたら茅場は、それが分かってたのかもなーーー

「・・・竜くん、で良いですか?」

「好きに呼んでくれ」

「じゃあ・・・竜くんって、兄妹が愛し合ったら・・・おかしいと思いますか?」

「?」

直葉ちゃんが、急にそんな事を聞いてきた。兄妹が愛し合ったら、かーーー

「・・・どういう意味
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ