暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第62話今度こそ!!
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ストローをヂューヂュー音を立てて飲んでいる。里香さんがキリトーーー和人の事を好きだとは聞いてはいたが、まさかここまでとはな。

「キリトの奴あんなにくっついて、けしからんな学校であんな・・・!」

「せやせや!ウチも認められへんで!和人そこ代われや!ウチも明日奈さんとイチャイチャしたい!!」

「趣味悪いですよー、覗きなんて」

「片方趣味悪いなんてレベルじゃない奴がいるけどな」

確かに学校で、それも結構人目に付きやすい場所でイチャイチャする事に怒りを覚えるのは分かる。オレは両親の冷める事をしらないイチャイチャで耐性が付いてるけど。それよりもこの変態百合大阪人は誰も気にしてないのか?

「ALO事件でも大変だったんだから、これくらい我慢しろよ」

「そういえば《レクト》って解散したんだよな?」

「《レクトプログレス》の方はな。本社も深手を負ったらしい」

あの雪の夜、オレが病院の駐車場で須郷を倒した後に龍星が須郷を警察に連行した。まあ当然逮捕直後は罪を否定し、全てを茅場晶彦に背負わせようとしていたが、総務省から潜入調査で須郷の部下になっていた雪乃さんが証人となり、須郷は呆気なく全てを自白した。幸いなのは、300人の未帰還者に人体実験中の記憶がなかった事だ。脳や精神に異常をきたした人はおらず、全員が社会復帰可能だとされている。しかし、バーチャルMMOというジャンルはこの事件で回復不可能な打撃を被った。最終的に《レクトプログレス》は解散、《レクト》本社もかなりのダメージを負った。もちろんALOの運営も中止に追い込まれ、その他に展開されていた5〜6タイトルのバーチャルMMOも中止は免れ得ないだろうと言われていた。

「そういえばキリトさんが『ALOで茅場晶彦に会った』って言ってましたけど、実際どうなったんですか?」

桂子の声に反応したオレは、みんなの視線を浴びて和人にーーー弟に教えてもらった事をそのまま伝える。茅場晶彦はーーー

「死んでたよ。自殺だそうだ」

SAO世界の崩壊と同時に、自分の脳に大出力のスキャニングを行ったらしい。簡単に言えば、自分の意識をネットにコピーしたって事だ。でも口で言えば簡単だけど、成功する確立は1/1000もないそうだ。にわかには信じられないけど、和人ーーーキリトが最終決戦で使用したIDが事実である事を決定付かせる。

「でもALOの運営はなんとかなったんでしょ?」

「せやな?運営会社が変わったんやから」

「ああ。確か・・・《ザ・シード》」

キリトがALO内で茅場から託された謎のデータ。世界の種子、《ザ・シード》。その正体は、茅場の開発したフルダイブVRMMO環境を生み出すプログラムパッケージだと分かった。要はそこそこ回線の太いサーバーを用意して《ザ・シー
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