暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-E古代遺失物管理部・機動六課〜Intermission〜
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ソファに座ってそう訊ねてみた。三佐の雰囲気からして怒ってはいなさそうなんだけど。ドキドキしながら何を言われるのかと待っていると、「これから客が来る。お前さんも合い席してくれや」なんてことはない、接待だった。

(だからギンガに4人分のお茶を用意するように指示したのね)

三佐の言い方に、これから来る客って言うのがあたしやギンガの知人かもしれない、って考えが生まれた。まぁとにかく客が来れば判ることだけどね。それから三佐と他愛ない会話をしながら待つこと数分。

『ナカジマ三佐。お見えになりました』

「部隊長室にまで通してくれ」

隊舎ロビーの受付から通信が入ると三佐がそう応じた。音声だけだったから客の姿を見ることが出来なかったわね。一体だれが来るって言うのかしら。それからまた待つことほんの少し。インターフォンが鳴った。

「おう、どうぞ入ってくれ」

「失礼します」

あたしと同じように入って来たのは「はやて!? それにリイン!」だった。2人もあたしに気が付いて「おお、アリサちゃんや!」はやては小さく手を上げて、「アリサさん、お久しぶりですぅ〜♪」リインはあたしの側まで飛んで来た。

(あぁ、なるほど)

でもこれで三佐の意図が理解できた。あたしとはやてとリインは親友、ギンガははやてがここで指揮官研修していたこともあって知己だもの。はやてがここに来るってことで、粋な計らいをしてくれたのね。直接顔を合わせるのも久しぶりってことで再会をそこそこ喜び合った後、はやてがあたしと同じソファに座って真剣な面持ちになった。ちなみにリインははやての肩の上ね。

「ナカジマ三佐。今日は時間を割いていただきありがとうございます」

「あぁ、気にすんな。で? 急に会って相談がしたいって言っていたが。お前の造った新部隊も調子が良いみたいじゃないか。この前、スバルからメールを貰ったよ。大変だが充実した毎日を送ってるってな。そんな順調な中でいきなり古巣の上司に相談となると、その内容はどうも想像つかないぞ」

スバルはギンガの妹ね。あたし自身も数える程度しかあったことがないわ。ギンガ伝手で何度か写真を見させてもらってるけど、4年前の空港火災の前と後じゃ目つきが全然違う。今では憧れだって言うなのはが隊長を務める分隊員の一員で、そして日々訓練漬け。

「そうですね、部隊の方は今のところは、です。ですが優秀なスタッフばかりですので、これからも不安なんてありませんが」

「はいっ! 皆さん、とっても素晴らしい隊員です!」

はやての造った部隊・機動六課。正直な話、あたしも参加してみたかったのよね。でもま、あたしが入るより戦技教導官のなのはや執務官のフェイトが入った方が、はやての望む形になるって部隊創設の話を聞いた瞬間に思ったから、あた
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